ポーカースターズで用意されているゲームの中でも人気があるのが3人で対戦をする「Spin&Go」です。
キャッシュゲームやZOOMとはゲーム性が違い、高揚感を得られる場面が多いのが魅力です。
この記事では数年前のことになりますが、Spin&Goをやりこんでいた時の体験談などを赤裸々に公開していきたいと思います。
Contents
Spin&Goとはどのようなゲームなのか
まずは簡単にSpin&Goのルールや魅力について紹介します。
- 賞金はルーレットで決まり、大抵は2倍か3倍
- 賞金の最大倍率はバイイン額の1万倍(宝くじ当たるより少ない確率)
- 3人制で勝者総取り(100倍以上の倍率に限り2位以下にも賞金あり)
- レーキ高い
- 初心者多い
- 意外と分散高くない
こんな感じです。
1番レートの低いところで$0.25が用意されていますが、100万分の1の確率で出るジャックポットを引けば1位の賞金$2,500のゲームをプレイできます。
参加費25円で約26万円の賞金と考えると夢がありますよね。
これがSpin&Goの最大の特徴です。
私のSpin&Go体験談
それで私はSpin&Goでどのようなプレイヤーだったかというと、数年前なので今はないバイイン額ではありますが、
- $7→余裕で勝ち越し
- $15→ちょい勝ちとトントンの間くらい
- $30→ボロ負け
1万戦以上プレイして大体こんな感じのプレイヤーでした。
HUDに関してはHM2を使っていましたが、Spin&Goは初見プレイヤーが多いのでほとんど活用していませんでした。
$30にいくとレギュラーばかりで実力不足&搾取されていることを感じ取って魚の割合が多い$15を主戦場にしていましたね。
Spin&Goの勉強法
$15に上がるためには色々な勉強法を試しましたが、1番効果があったのはやはりGTO戦略の勉強でした。
プリフロップに関しては各所でソリューションを購入し(今は無料で手に入ります)丸暗記していました。
Spinはプリフロップをある程度仕上げれば当時の$7で負けないくらい重要かつ周りがGTOから外れていたので、かなりイージーゲームでしたね。
壁やモニターを2画面にしてプリフロップのGTOを確認する方法もあるかと思いますが、多面打ちするとなかなか面倒なので、シチュエーションごとに頭に叩き込んでおきました。
特にヘッズアップのプリフロップでオールイン合戦が始まる13bb辺りからは念入りに覚えましたね。
3wayに関してはHUほど頻度が多くはないのでSBのオープンレンジだけ覚えていましたが、フロップ以降の戦略が良くわかっていなくて成績がボロボロでした。。。
当時の搾取戦略
GTO戦略が広まっている今はもう有効ではないとは思いますが、当時は$7でも弱いプレイヤーが多く、多面打ちして数をこなすより集中して彼らを搾取するのが1番利益に繋がっていました。
まず低倍率だとプリフロップで初手オールインするようなティルトプレイヤーが結構いたので、彼らに対してはあえてGTOを外してオールインに対してコールできるハンドでのみ参加するといった戦略を使っていました。
あと全体的にルースに弱いハンドで粘ってくるコーリングステーションな相手が多かったので3wayではかなりタイトに打ってましたね。
例えば全員25bb持ちのBTNでQ9oは捨てるなど。
BUからは2bbから入るのが基本だと思いますが狂ったオールインマンが多いときはlimpから入るなど色々やって、とにかく弱い相手とHUに持ち込むことを狙ってました。
最高でも4面打ちが限界でしたが、2面でしっかり弱いプレイヤーにつけこんだプレイをするほうが成績が良かったように記憶しています。
Spin&Goを1万戦打って出た倍率は?
Spin&Goはバイイン額の何倍が賞金になるかルーレットで決まります。
私自身はこんな感じでした。
- 25倍→数え切れないほど(4面打ちして2面が25倍のこともあり)
- 100倍→$0.25で1回、$1で1回、$15で1回
100倍は13,333戦に1回の確率で出るので、約1万戦で3回も出しているのはルーレット的にはかなり上振れしていますね。
$0.25といえども100倍はかなり緊張して手がプルプルしながら打っていた記憶があります…
今からSpin&Goをやる人にアドバイスするとしたら
私は多分今だと$5か$10で勝てるかどうかくらいのレベルだと思うのですが、とりあえず$2以下をクラッシュしたい人向けにアドバイスをするとしたらの話をします。
- ググって無料のGTOソリューションを手に入れる
- HUのプリフロップレンジを暗記する
- ティルトはしないようにする。ティルトすると成績は著しく下がる
- 多面打ちしすぎない。2面がベスト
- 最初はタイトにレートを上げるごとにルースに
この中でもティルトをしないのは特に大事です。
普段GTOレンジを頑張って覚えて、セッション後にPiosolverとかで反省をして他プレイヤーに対して優位性を高めても、ティルトプレイをすればその優位性は一瞬で吹き飛びます。
Spin&Goの勉強で本を戦術書を読むのは基本効果が薄いと思っていますが、以下のメンタルに関する本は非常に役に立ったので、これからSpinをやる方にはおすすめです。
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Spin&Goで専業になれるのか?
英検4級レベルの英語力しかなく、独学、HUD活用しない私の限界が時給0.001BTCくらいでした(1BTC=100万円換算)
キャッシュゲームやZoomと比べれば意外と分散激しくないSpinですが、それでもこの程度では専業をやっても食っていくことはできませんね。
$100クラスなら0.003BTCくらい出せる話を聞いたことはありますが、GTO戦略が広まって年々厳しくなるオンラインの世界で専業Spinは非常に厳しいと言わざる得ないのではないでしょうか。
もちろん$15でトントンクラスのプレイヤーだった私が分かる世界ではありませんが…
趣味程度に$5や$10クラッシュを目指すのが平和的な遊び方なんでしょうね。
まとめ
Spin&Goの体験談を紹介していきました!
もう打つことは多分ないですが、Spinはキャッシュゲームと比べて独学で勉強しやすいかつ、効果が出やすいので非常に面白いゲームでした。
Spinを通じて上記で紹介した「メンタルゲーム」を読み込み、他のゲームにも通じるゲームの上達法を学べたのもとても有意義でしたね。
この記事でなにか役に立つことが1つでもあれば幸いです。