最近ありとあらゆるサービス・キャンペーンが改悪され続けている楽天ですが、ついに恐れていた改悪が発表されました。
それは、楽天証券で楽天カード積立で1%の仕組みと楽天証券SPUの達成条件の改悪です。
楽天証券×楽天カードでもらえるポイントが月100ポイントに
今までは楽天証券で投資信託を楽天カード決済で積立をすれば、月500ポイント、年間で最大6,000ポイントが付与されていました。
投資信託を買い付けた段階で年利1%のリターンが約束されているわけで、利用しない理由がない仕組みでした。
しかし、そんなうまい仕組みは長く続かず2022年9月から以下のように改悪されてしまいます。
- 信託報酬が年間0.4%以上の投資信託→ポイント還元率1%
- 信託報酬が年間0.4%以下の投資信託→ポイント還元率0.2%
つまり月間500ポイントもらえたのが月間100ポイント、年間1,200ポイントと大幅に減ってしまうということです。
0.4%以上の信託報酬投資信託は今までと同じ1%還元ですが、投資は低コストが大事と広く知られつつある現状では、信託報酬報酬0.4%の投資信託を買っている人はあまりいないはずです。
みんな大好きな低コスト銘柄のeMaxis slimシリーズの投資信託や楽天VTIなどはもちろん信託報酬0.4%以下なので、還元率0.2%になります。
個人的には、つみたてNISAの月33,333円はまあいいとして、残りの16,667円は楽天カードでポイント目的で積立していた部分もあるので、ダメージが大きいです…。
楽天カードの買い付けでランクアップ対象ポイント獲得で、ダイヤモンドのランクキープに大きく貢献していたので、その点も痛いです。
もうダイヤモンドのキープは無理かもしれません…。
2022年内は楽天キャッシュで積立が1番良い?
楽天証券では今まで、楽天通常ポイントで買い付けができましたが、6月下旬からは楽天キャッシュでも買い付けができるようになります。
楽天キャッシュは電子マネーのようなものです。
楽天ポイントと同じように使えますが、他人に送金したり現金に換金→出金と、より現金的な使い方ができる特徴があります。
楽天キャッシュを楽天カードでチャージすると、0.5%分のポイント還元があり、2022年8月からの買い付け分にはキャンペーン特典として0.5%のポイントが付与されます。
なので、年内は楽天キャッシュで積立をすれば、キャンペーン効果で1%還元されるわけですね。
来年からはキャンペーン特典がなくなりますが、それでも楽天キャッシュチャージ分で0.5%還元されるので、9月からは楽天カードで楽天キャッシュチャージ→キャッシュで積立がベストになります。
楽天証券SPUの達成難易度が超絶アップ!
次に楽天証券のSPUの達成条件が2022年4月から改悪され、かなりの割合の人が達成困難になってしまいます。
今までは499円+1ポイントでSPU1倍だったのに、4月からは29,999円+1ポイント以上で、ようやく0.5倍達成になります。
そして残りの0.5倍に関しては、米国株式を1ポイント以上を含めて3万円以上の買い付けで達成になります。
なお、米国株式の買い付けは、大人気ETFの、
- VT
- VTI
- VOO
- SPY
などの銘柄は、楽天証券SPUの対象外となります。
正直、資信託のほうは、つみたてNISAで毎月満額(33,333円)を一部ポイントで積立すれば達成できるのでいいですが、米国株式のほうはかなり難しいです。
買っていいと思えるETFは、予めSPUの対象外にされていますし、個別株を買うのもわざわざSPUのために…と思うとやる気が起きません。
最近は、インデックス投資しか勝たんって感じの書籍やら情報発信ばかりなので、投資信託3万円やって、米国株式で更に3万円やる人はかなり少なさそうに思います。
というわけで、ほとんどの人には楽天証券SPUは0.5倍か0倍に改悪されたと思って良さそうです。
楽天の改悪がヤバすぎる件
楽天証券についてのみ紹介してきましたが、他にも楽天保険SPUが4月から廃止されます。
前に楽天保険SPUでポイントを稼ぐ裏技を潰すルール変更(持ち物プランの月払い)をしたばかりなので、さらにSPU廃止をしてくるとは思わなかったです。
楽天モバイルの巨額赤字が改悪ラッシュの原因と言われていますが、留まることを知らないですね…。
今年だけでも楽天の株価は16%も下がっていますし、経営も大変なのかもしれません。
この状況が簡単に好転することはなさそうなので、個人的には楽天経済圏離れを進めないとなと思っています。
まずは楽天証券からSBI証券の移管を検討するところからでしょうかね…。
以下は関連記事です。