ここ半年で暗号資産ハードウォレットの、SafePalが界隈で話題になっています。
SafePalはLedger、TREZORなど他のハードウォレットと違う部分が多々ありますが、最も違うのは価格です。
Ledger最新版のLedger Nano Xは約21,761円に対し、SafePalはなんと、5,500円!と3分の1以下の価格です。
そんなハードウォレットの中では安価なSafePalを先日入手したので、早速レビューをしてみます!
SafePal開封の儀
私が注文したのはSafePal S1(ハードウォレット)を2つと秘密鍵を保護してくれる板を1つでした。
このような色気のないダンボールに包まれた状態で到着。
ダンボールを解体したら現れたのがこちら↑
多分エルサルバドルでビットコインが世界初の法定通貨になったことについての記載があります。
法定通貨化したのはつい最近なので、タイムリーなパッケージですね。
SafePalを斜め上からパシャり。
思ったより薄くて小さいですが、見た目かっこいいです。
個人的にSafePalがすごく良いなと思うところが、英語だけではなく日本語に対応しているところです。
私の愛用しているLedgerは日本語非対応なので、最初は説明書読みながら設定しましたが、SafePalは日本語だから不要。
まあハードウォレット自体初めての方は、説明書読んだりネットで調べた方がいいと思いますが…
手順通りにスマホのSafePalアプリと認証ができたら、このように「デバイスは正常にアクティベートされました。」と表示がされます。
これで自分のスマホとSafePalで暗号資産の送受信を行えます!
SafePal Cypher
12~24単語のリカバリーフレーズは普通は紙に書いて厳重保管するわけですが、火事や水害で失われてしまう危険性があります。
そこで役に立つのが金属の板でリカバリーフレーズを管理できるSafePal Cypherです。
24箇所のリカバリーフレーズを保管できる場所があり、aからzを4文字分はめ込んでいきます。
私はリカバリーフレーズを24単語で作っていたので、文字をくり抜いてはめていく作業だけで、30分くらいかかりました…
ちなみにリカバリーフレーズの英単語は4文字目まで分かれば、他の単語と被ることはないです。
全2048単語ありますが、4文字目で被らないようになってるなんて、うまく作られていますね…
値段は45ドル(約5,000円)で、Amazonで売っている類似商品だと1万円くらいするので、かなりお得です。
SafePalのパスフレーズ復元に手こずった話
私はLedgerでパスフレーズ付きの秘密鍵を作成していたので、SafePalでも復元してみようとしていました。
24のリカバリーフレーズを打ち込んで、パスフレーズを入力するところまでは順調にできましたが、以下の謎のメッセージが…
Jonn Nowを押すと公式のチャットサイト?に飛ばされて、とっても怪しい感じ。
しかも残高があるはずなのに0BTCの表示で、パスフレーズの登録ミスでGOXしたかと思いました…。
しかし0BTCはGOXしたわけではなくて、SafePalアプリからビットコイン→アドレスから、現在ビットコインを保管しているアドレスをタップすると、無事残高が表示されました!
打ち間違いかと思って何回かアンインストールしたので、これも凄く時間かかりました…。
というわけでパスフレーズ付きの秘密鍵でもLedger→SafePalで復元できることが確認できました!
SafePalはおすすめなのか?
ずばりSafePalはおすすめです!やはり他のハードウォレットより圧倒的に安いのが大きいです。
日本で1番売れていそうなハードウォレットのLedger Nano Sでも9,889円もするのに、SafePalは5,500円で激安すぎる。
PCへの接続不要なバーコード読み取りでセキュリティが高く、日本語対応なのもポイント高いです。
しかし大きなデメリットとして、届くまでめちゃくちゃ時間がかかるというのがあります。
私自身は4月17日にSafePalを注文して、届いたのが7月3日なので、約3ヶ月かかっています。
世界的に人気なので在庫不足してるとのことですが、去年くらいからこの状況は変わっていないので、すぐハードウォレットが欲しい人には不向きです。
あと発送に時間がかかると、どこかでSafePalにウイルス的な何か仕込まれたりしていないかと無駄に心配になります。
しかしハードウォレットの弱点の値段が高い問題が気にならない価格帯なので、発送遅い問題さえ解決すれば、最初に買うハードウォレットはSafePal一択と言える状況になるかもしれません。
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私の愛用ハードウォレットのLedger Nano Xのレビューはこちらの記事で紹介しています。