楽天証券は同じ楽天サービスの楽天銀行や楽天カードを組み合わせて使うとポイントがざくざく貯まり、貯まったポイントは投資に利用することができるという素晴らしいシステムになっています。
それはiDeCoでも同じで、引き落とし銀行を楽天銀行口座に設定しておけば、引き落としされるごとに楽天ポイントが付与されます。
私は元々つみたてNISAも楽天証券でやっているので、iDeCoも楽天証券でやろうと思ったのですが、楽天証券で取り扱っている商品がイマイチなのでどうしようかと悩んでいます。
今回は楽天証券の取扱商品の何がイマイチなのか私なりの見解を勝手気ままに書き残していこうと思います。
アクティブファンドが多い
機械的に投資が行われるインデックスファンドに比べてアクティブファンドは投資の専門家がより良い運用成果を上げようと投資をします。
投資の専門家が頑張ってくれる分、コストがかさむのでアクティブファンドは信託報酬が高くなってしまいます。
投資信託ではコストが安いことが重要なのでどうしてもアクティブファンドはインデックスファンドより利益が出せないことが多いです。
そういうわけでインデックスファンドに投資するのが良いと個人的に思っていますが、楽天証券のiDeCoの商品は32ファンド中半分くらいがアクティブファンドとなっています。
私自身はアクティブファンドに投資しないと決めているので半分くらいが選択肢と消えるのが痛いところです。
eMAXIS Slimシリーズの商品がゼロ
「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続けるファンド」という目標を掲げるeMAXIS Slimはその目標通りほとんどのインデックスファンドで最安値の座を勝ち取っています。
みんなコストが安いファンドが好きなので、eMAXIS Slimシリーズは人気があるのですが、なんと楽天証券のiDeCoではeMAXIS Slimの商品の取扱がゼロとなっています。
一方SBI証券のような他の証券会社では取り扱っているので、eMAXIS Slimシリーズがないだけで楽天証券のiDeCoの商品は大きく見劣りしてしまいます。
楽天証券でしか取り扱ってない魅力的な商品がほぼない
他証券会社のiDeCoで取り扱っておらず、かつ手数料が安くて魅力的な商品は、
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)
この2つくらいかなと思います。
iDeCoでは米国オンリーで投資するファンドは珍しいのですが、SBI証券やマネックス証券などでeMAXIS Slim米国株式(S&P500)を取り扱っています。
楽天VTIは米国の小型株を含む約3600の銘柄に投資をし、S&P500では大型株500銘柄で構成されているという違いがあります。
なので米国オンリーの投資ファンドとして差別化ができているので、楽天VTIに投資したい人にとっては楽天証券のiDeCoは魅力的なはずです。
一方楽天VTは日本を含めた全世界に投資できるファンドとなっており、全世界に投資できるファンド自体が元々少ないため、全世界に投資できるファンドを選びたい人にも魅力的です。
まとめ
楽天証券のiDeCoの商品はアクティブファンドが多く、eMAXIS Slimシリーズがないので魅力的な商品が少ないというお話でした。
商品自体に魅力は少なくても、ポイントが貯められたり、楽天証券内のサイトが見やすいとか色々メリットがあるので別の証券会社でiDeCoを始めるかは難しい判断になりますね。
もし楽天証券でiDeCoを始めるとしたら、私自身なら楽天VTIとたわらノーロード先進国債券を組み合わせて比率をどうするか考えるか・・・という感じですね。