8月19日から仮想通貨の取引が可能になった楽天の新サービス、楽天ウォレットですが、実際に使っていくうちに欠点が見えてきました。
それが仮想通貨のスプレッドが広すぎて、利益が出しにくいという点です。
仮に今1BTC100万円のビットコインが、10倍の1000万円の価値になったとしても、楽天ウォレットで取引をするより他の仮想通貨取引所で取引をした方が利益を出すことができます。
ただ、楽天ウォレットをやっている人は、楽天の新サービスで仮想通貨が買えるようになったみたいだから、仮想通貨デビューしてみようかなといった感じで、仮想通貨初心者が多いと思います。(私もそうですw)
そこでスプレッドとは何か?というところから、楽天ウォレットのスプレッドがどれくらいヤバいのか紹介していきます。
スプレッドについて簡単に紹介
スプレッドとは仮想通貨の買値と売値の差分のこといい、買値と売値が広ければ広いほど仮想通貨の取引で儲けを出しにくいです。
今仮想通貨をやる人は投資、投機目的がほとんどだと思いますので、儲けるためにはスプレッドがより狭い仮想通貨取引所を選ばないといけません。
また、仮想通貨を実際に取引する際には、
- ユーザー同士で取引をする取引所
- 運営会社と取引をする販売所
このどちらかで仮想通貨の売買をすることになります。
販売所は操作がめちゃくちゃ簡単で、すぐに仮想通貨を売買できる代わりにスプレッドが広く、取引所は売買手続きが多少めんどくさいけどスプレッドが狭いといったメリットデメリットがそれぞれあります。
ただ、利益のことを考えればスプレッドの狭い取引所で売買をした方が絶対にいいので、仮想通貨上級者ほど取引所で売買をしています。
楽天ウォレットのスプレッドは広すぎる
楽天ウォレットは残念ながら販売所しかなく、ユーザー間取引の可能な取引所がありません。
さらにスプレッドが他の仮想通貨取引所と比べると非常に割高なのです。
上の画像はこの記事執筆時のビットコインのレートですが、購入レートが112万に対して売却レートが108万円です。
これが何を意味するかというと、楽天ウォレットでビットコインを買ったら、4万円値上がりしてようやくプラマイ0になるということです。
ビットコインは値動きが激しいので、1日に4万円上がることはザラにありますけれども、一気に値下がりすることだってあるので、4万円上がってようやくプラマイ0というのは厳しい数字です。
ちなみに他の仮想通貨取引所との比較のため、初心者に人気のDMMビットコインでスプレッドを調べたところ、以下画像の通りの差になっていました。
ご覧の通り、DMMビットコインだと楽天ウォレットとは違って、千単位でしかスプレッドが開いていません。
しかしこれでもDMMビットコインはスプレッドの開きが広いという評判も見かけるくらいなので、楽天ウォレットのスプレッドが如何に開きすぎているのか分かりますね・・・。
楽天ウォレッドで仮想通貨を買った結果
楽天ウォレットで仮想通貨デビューをし、スプレッドの存在をよく分からなかった頃にビットコインとイーサリアムを2万円ずつ買い付けたことがありました。
スプレッドの差がなければそのまま4万円分が総資産額と表示されますが、実際には買付をした直後の総資産額が38,000円になってました・・・
つまり買付をした時点で2,000円も損しちゃっているわけですね。
楽天ウォレットは仮想通貨の買付手数料はなく、見せかけの手数料は安いですが、実際には5%ほど損をしてしまうことになります。
その後買い付けてから10日ぐらい放置していたら、総資産額が38,000円から41,000円まで上がっていましたが、スプレッドがここまでひどくなければもっと増えていたのに・・・w
そんなわけで、元々は月1に1万円くらい積立投資をしようなどと計画していましたが、毎回買付をする度に5%も損をしていたら、さすがに儲けるのも難しいだろうと思い、他の仮想通貨取引所の申込みをしてしまいましたね。
まとめ
楽天ウォレットのひどいスプレッドについて簡単に紹介しました。
楽天証券のポイント投資のように、楽天ウォレッドでも楽天ポイントで仮想通貨の買付ができるようになれば面白いと思っていましたが、スプレッドがこのままでは、楽天ウォレッドにポイントを使う理由はありません。
しかしアプリの見た目の良さや使いやすさ、楽天銀行との連携で即時取引ができる点など良いところもあるので、スプレッドが他仮想通貨取引所と同じくらいになってきたら、また楽天ウォレッドで取引してもいいかなと思っています。
それまでは別仮想通貨取引所を使って、スプレッドで損をしないように気をつけましょう。
私はスプレッドで損をしない、手数料がかからないGMOコインをメインに使っています。