楽天モバイルは現在、MVNO(格安SIMサービス)として、ドコモとauの回線を借りる形でサービスを提供していますが、2019年10月から楽天モバイルは自社回線へ移行し、国内大手3キャリアの、
- ドコモ
- au
- ソフトバンク
に肩を並べて国内4大キャリアになる予定です。
今楽天モバイルでは自社回線への移行に伴う準備を行っている最中ですが、楽天モバイルを使っている人、これから契約を考える人に興味があるのは、自社回線移行をしてサービスにどのような影響があるのかということですよね。
- 月々のスマホ代が上がるのではないか?
- 自社回線への移行は有料なのか?
- 自社回線へ移行は強制なのか?
- プランやオプションの内容に変更はあるのか?
- iPhoneは自社回線で使えるのか?
などと、疑問、不安に思うことがたくさん出てきます。
そこでこの記事では、楽天モバイルの自社回線移行に関して気になることを調べてまとめてみましたので、楽天モバイルに契約中、これから契約を考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね!
Contents
自社回線移行に関しては未定な部分が多い
楽天モバイルの自社回線移行は2019年10月を予定しているようですが、8月現在に至っても決まりきっていない部分が数多くあります。
また、自社回線移行に関してのお問い合わせが非常に多いためか、公式ページには「楽天モバイルカスターセンターへお問い合わせいただいても回答はできない」という記載があります。
楽天自社回線への移行は「推奨」であり「強制」ではない
まず1番気になるのは楽天自社回線への移行は強制的に行わないといけないのかどうかにちてですが、強制ではありません。
つまり10月以降も自社回線を使いたくなければ、ドコモ、auの回線を使い続けることが可能です。
ただし具体的に何年後までドコモとauの回線を使うことができるかについては記載がないため、自社回線移行後、数年で楽天以外の回線は使えなくなる可能性はあります。
また、楽天自社回線への移行は無料で行うことができ、2019年3月14日10時以降に楽天モバイルに申込みをした人には専用SIMカードが送付されるようです。
なお、2019年3月14日9時59分までに申し込んだ人に関しては改めて案内があるとのことです。(つまりSIMカード送付されるかは未定)
10月になっても楽天自社回線に切替を強制的にしなくても良いのは現状のドコモ、au回線を気に入っている人にはありがたいところですが、注意点が1つあります。
移行手続き完了後は楽天自社回線しか使えず、ドコモ、au回線への変更はできません。
これは「楽天自社回線に切り替えてみたら予想以上に繋がりにくいから、やっぱりドコモ回線に戻そう!」というのができないということですね。
ただし公式ページには、「初期契約解除期間経過後は原則取り消しはできません。」と記載があるため、楽天回線へ移行から一定期間は元の回線に戻すことが可能かもしれません。
- 楽天回線への移行は強制ではない(ドコモ、au回線を使い続けることも可能)
- 2019年3月14日10時以降に申し込んだ人には専用SIMカードが届く
- 楽天回線への移行は無料でできる
- 1度楽天自社回線へ切り替えるとドコモ、au回線に切り替えることはできない
楽天自社回線の対応端末は少ない
楽天自社回線対応端末とは、
- 現時点でドコモ、au回線が使える
- 10月の楽天自社回線へ移行可能
この2つを満たした端末のことを指しています。
10月以降にすぐ楽天自社回線へ移行が可能な対応端末は販売端末一覧で確認ができます。

現時点では12種類のアンドロイド端末のみが楽天自社回線の対応端末となっています。
楽天自社回線非対応製品が今後利用可能になることはない
公式ページによると、「ソフトウェアアップデートの提供予定がなく、非対応製品のままになる」とのことなので、今持っているスマホが対応製品ではない場合は、楽天自社回線を使うことはできないです。
iPhoneに関しては完全に未定!
非対応製品は今後も非対応製品のままとのことでしたが、iPhoneがどのような扱いになるかは未定となっており、今後楽天自社回線対応端末になる可能性はありそうです。
最近の若い世代ではiPhoneしか使わない!というiPhoneユーザも多いので、iPhoneが完全に非対応端末になるというのは考えにくいですしね。
楽天モバイル以外で購入した端末が楽天自社回線で使えるかは不明
楽天モバイルの販売端末一覧から購入をすれば対応端末として楽天自社回線の移行は可能ですが、楽天モバイル以外で購入した端末については「詳細は改めてご案内する」と記載があるのみで、現状不明です。
対応端末がどうなるかに関しては全体的に未定な部分が多く、楽天モバイル自社回線を使いたい人はもう少し購入を待ったほうがいいかもしれません。
楽天自社回線に移行しても最低利用期間中の料金は変わらない
公式ページによれば、ドコモ、au回線から楽天自社回線に切り替えても、
- 最低利用期間
- 料金プラン
- オプション(一部引き継がれないオプションあり)
- 楽天会員割、長期割、ダイヤモンド割
これらは全て引き継がれるようです。
つまり今契約している人はスマホ料金がいきなり上がったり、下がったりすることはないってことですね。
また、楽天自社回線に切り替えたけど、繋がりにくいから解約しようと思っても、最低利用期間中の解約だと違約金が発生してしまいます。
スーパーホーダイ(1,2,3年)、組み合わせプラン(1年)の最低利用期間中の違約金は9800円かかります。
楽天でんわ10分かけ放題の内容が変わる可能性も?
Q. スーパーホーダイの「楽天でんわ10分かけ放題 by 楽天モバイル」や、組み合わせプランの「楽天でんわ10分かけ放題 by 楽天モバイル」「楽天でんわ by 楽天モバイル」はどうなりますか?
A. 一部内容が変わる可能性がありますが、お客様の利便性を損なわないよう準備しております。詳細は、改めてご案内いたします。楽天モバイル公式ページより引用
スーパーホーダイに契約すると最初からセットでついてくる、楽天でんわ10分かけ放題サービスが一部内容が変わる可能性があるようです。
スーパーホーダイはこの電話かけ放題サービスも込みの料金がかかっているので、10分かけ放題サービス自体がなくなったりすることはなさそうですが、時間が短くなったりなどはありえるのかもしれないですね。
ドコモ、au回線と楽天自社回線の料金やオプションはどうなるのか?
Q. 現回線(ドコモ・au回線)と「自社回線」(MNO)は、料金プランやオプションサービスは一緒ですか?また加入キャンペーンが予定されていますか?
A. 詳細は、改めてご案内いたします。楽天モバイル公式ページより引用
ドコモ、au回線から楽天自社回線へ移行しても、最低利用期間や料金プランは引き継がれるとのことでしたが、最低利用期間終了後や10月移行に楽天自社回線へ申込みをすると現在の料金プランとは違った内容になる可能性があります。
特に楽天自社回線に移行、新契約をすることでポイントやキャッシュバックなどをする何かしらのキャンペーンが開催される可能性は高いと思っています。
楽天ではスタートボーナスチャンスという初めて楽天の各サービスを使うとポイントが貰えるキャンペーンがあったりと、新しいサービスを利用する際の特典が多いです。
楽天モバイルでも自社回線の契約ユーザを増やしたいでしょうから、10月に移行を促すための豪華なキャンペーンをやっていてもおかしくありません。
楽天自社回線に移行するメリットはあるのか?
結局のところ、10月になっても現状のドコモ、au回線のまま使っても問題ないですが、楽天自社回線に移行するメリットはあるのか気になりますよね。
楽天モバイル公式ページでは以下のように説明しています。
Q. 「自社回線」(MNO)へ移行するメリットは何ですか?
A. 当社が、2019年10月よりMNO(移動体通信事業者)としてサービス開始を予定していることから、ご契約を検討中のお客様より「楽天モバイルはどうなるのか」とお問い合わせをいただく機会が増えてきた為、お客様が当社の通信サービスを永続的に安心してご利用頂けることがお客様のメリットになると考え、順次、自社回線へ移行を推奨させていただくようにいたしました。楽天モバイル公式ページより引用
ちょっと分かりづらいですが、「楽天の自社回線に移行することで楽天通信サービスを長く使えて安心できるのがメリット」ということですね。
しかしこれだけだと現状の繋がりやすいドコモ、au回線から移行をするメリットは薄く、楽天自社回線のほうが料金が安くなるとか、お得なキャンペーンが開催しているなどがなければ、ドコモ、au回線を使ったまま様子を見たほうが得策かもしれません。
楽天モバイルを今から契約しても全然問題ない
現時点では楽天自社回線対応端末にiPhoneがなかったり、料金プランがどうなるのかが未定だったりと不安要素が多いので、10月まで楽天モバイルの契約を見送って様子をみたいと考えている人も多いかもしれません。
しかし私は今すぐ楽天モバイルに契約をしても何ら問題がないと考えています。
理由としてはこんな感じです。
- 10月以降もドコモ、au回線の利用が可能
- 料金は現行のプランとほぼ変わらないものになる予定
- 携帯料金が高い場合はすぐ乗り換えたほうがお得
まず、10月から楽天自社回線に移行が可能になっても、強制ではないのでドコモ、au回線を使い続けても問題ありません。
仮に楽天自社回線が繋がりにくいという事態になっても、しばらくはドコモ、au回線のまま利用し続けばその影響を受けることはありません。
また、料金プランも現行のスーパーホーダイと同じものを提供する予定という情報もあるため、大手キャリアで7000円~8000円と携帯料金を払っている人は、今すぐ楽天モバイルに乗り換えたほうがお得になります。
私自身が契約しているスーパーホーダイプランS+長期割+ダイヤモンド割なら、1年目は月々の料金が980円になるので、驚異の7000円節約も可能です。
「携帯料金が高いから楽天モバイルに乗り換えたい」が主な理由であれば、今すぐ申込みをするのが1番お得!
まとめ
楽天の自社回線移行の日が近づいてきていますが、まだまだ未定な部分が多く、楽天モバイル契約者、これから契約を考えている人、不安を感じているかと思います。
現時点で分かる情報を見れば、楽天モバイルが使いにくくなったり、料金が跳ね上がったりすることはなく、このまま安心して使って良さそうです。
iPhoneが自社回線対応端末になるのかなど、未定な情報については発表がされ次第随時更新をしていきます。