ポーカーのルールも覚えて、さて何から勉強しようかと思っているポーカー初心者の皆さんは、まずプリフロップから勉強しましょう!
ポーカーのアクションで最も重要で、かつミスが出やすいのがプリフロップなので、プリフロップを重点的に勉強することは大きな価値があります。
特に初心者のうちは弱いハンドで参加しすぎなミスが多いのですが、
というように疑問が絶えないはずです。(私もそうでした)
そこで今回紹介するのが、無料でプリフロップのレンジを学べる、「Preflop Advisor」です!
全部英語ですが、英語が一切分からない私でも使いこなせるので、安心してください。
ここからはPreflop Advisorの使い方の説明と、これを使った上手なプリフロップの勉強法を紹介したいと思います。
Preflop Advisorの使い方
アプリを開くとまずこの画面が表示されます。
英語で書かれていますが、意味としてはこんな感じです。
OPEN POSITION | 自分がオリジナルレイザーとき(誰もアクションしていない) |
---|---|
FACING A RAISE | 自分の前に1人レイズが入っているとき |
FACING A 3BET AFTER MY RAISE | 自分のレイズに3ベットされたとき |
FACING A 4BET AFTER MY 3BET | 自分の3ベットに4ベットされたとき |
SQUEEZE FROM THE BLINDS | 自分がSB,BBのときに1人レイズ、1人コールが入っているとき |
ANY PRE-OR POSTFLOP SITUATION | 有料版のページへ移動(フロップ以降のアクションを自由に見ることができる) |
例えばOPEN POSITIONをタップすると、自分の見たいポジションのオーブンレンジを開くことができます。
- UTG(アンダーザガン)
- HJ(ハイジャック)
- CO(カットオフ)
- BTN(ボタン)
- SB(スモールブラインド)
試しに開いてみたこの上の画像は、SBのオーブンレンジです。
まず表の見方ですが、右側に位置するのがスーテッドハンドで、ダイヤとダイヤなどスートが2枚重なっているハンドです。
例えば32なら、上の表で11と数字が入っているのが32sでスーテッドハンドで、何も数字の入っていない32は32oのオフスートハンドです。
次に緑色なのは100%レイズ、黄色はコール(limp)、黄色に数字が入っているのは、100回中何回レイズをするかどうかです。
白色の部分に数字が入っているのは、数字の回数だけレイズをし、残りはフォールドです。
最後に、画面上部でBEST RAISE SIZEと入っていますが、レイズするサイズのことを表し、1POTは3.5bbを意味します。
0.5POTなら2.25BBになります。
Preflop Advisorは全員が100bb持ちを想定しているので、20bbなどのショートスタックの人がいる場合は、あまり参考にできない場合もあります。
まず覚えるべきシチュエーションは何か
上記で紹介したように、Preflop Advisorでは5つのシチュエーションごとのアクションを教えてくれます。
しかし、5つもシチュエーションがあって覚えきるのは大変なので、優先度の高い順番に学ぶようにしましょう。
私がおすすめする勉強するべき順番は、
- OPEN POSITION
- FACING A RAISE
- FACING A 3BET AFTER MY RAISE
- FACING A 4BET AFTER MY 3BET
- SQUEEZE FROM THE BLINDS
この①から⑤までの順番です。
もっと言えば、③までは座学をしておいて、④以降は実戦で出くわしたときにどうすれば良かったか振り返るぐらいでいいと思います。
そのくらい④以降は初心者の実戦では登場頻度の低いシチュエーションです。
逆に①と②はよく登場するので、しっかり勉強しておきましょう。
Preflop Advisorは信用できるのか?
そもそもこのレンジは誰が考えて、作っているのか?気になるかもしれません。
実はこのレンジを考え出したのは人間ではなく、Snowieという人工知能がSnowie対Snowieの実戦を何億、何兆ハンドと繰り返して、Snowie自身が最適と判断したプリフロップレンジです。
ちなみにオセロ、チェス、将棋、囲碁はご存知の通り、人工知能が人間のトッププレイヤーを破っていて、人間は全く歯が立たないレベルまで実力差が開いています。
ポーカーはどうかと言うと、2017年にLibratusというSnowieとは別の人工知能がヘッズアップ(1対1)で人間のトッププロ4人に圧勝しています。
もちろんSnowieもポーカーのプロに実力を認められており、人間のトッププロでも勝つのは容易ではないレベルになっています。
なのでSnowieの信用度は問題なしです。
・・・が、Preflop Advisorについては色々怪しいシチュエーションがあり、4Bet周りは専門的に見るとあまり参考になりません。
また、Snowieは一般的に推奨されているレンジと比べると、割とルース目に参加しています。
(↑UTGからのオーブンレンジ。AToオープンが推奨されているが、タイトな人ならAToどころかAJoもフォールドする)
なので初心者の方には、Snowieの推奨するレンジよりもっと狭く、強いハンドでのみ参加することをおすすめします。
そしてベットサイズですが、Snoiweは2.25bbや3.5bbなど、あまり見慣れないベットサイズを使いますが、これは全部3bbに統一してもいいと思います。
また、SB対BBではコールを一切なくして、全てレイズにしましょう。
Snowieがコールでもレイズでも問題ないと言っているハンドは、どちらを選んでも期待値が下がったりすることはないので、シチュエーションの覚えやすさを優先するのがいいです。
- Snoiweの推奨するレンジよりタイト(強い手)に参加しよう
- オープンレイズのサイズは3bbに統一しよう
- SBからはコールをせずレイズのみにしよう
プリフロップを勉強する重要性
Preflop Advisorのシチュエーションの数を見て、「プリフロップの勉強面倒だな・・・」と思ってしまった人もいるかもしれません。
たしかにプリフロップは覚えることが多く、勉強するのは大変です。
しかし、プリフロップで正しい判断をするだけでもフロップ以降の判断が楽になり、成績は大きく向上します。
私自身も、プリフロップは感覚で適当にやっていましたが、snowieのレンジを参考にして自分なりのレンジを作ってそれの通りにアクションをするように心がけたら成績が良くなりました。
その経験からも、プリフロップは重要だと断言できます。
皆さんもぜひPreflop Advisorを使ってプリフロップの勉強を重点的にやってみてください!
まとめ
ポーカーのプリフロップの勉強には無料アプリのPreflop Advisorを使って勉強するのが効率が良いです。
そして、
- OPEN POSITION
- FACING A RAISE
この2つのシュチュエーションを優先的に勉強することで、一気に成績が向上すること間違いなしです。