日本人は貯金好きな民族と言われていて、非常に貯めやすい楽天ポイントもお金と同じ感じで使わずに貯め続けている人もいるようです。
しかし銀行預金と違ってポイント貯金には大きなリスクがあり、個人的には全くおすすめができません。
私のスタンスとしてはポイント貯金は危険なので、100ポイント以上貯まったらすぐ楽天証券のポイント投資で投資信託の購入に使っています。
↑この記事のようにポイント投資や利用をせずにポイント貯金をすると、どのようなリスクがあるのか?ということについてこれから詳しく紹介していきます。
楽天ポイントは元々貯金に向いていない性質
まずは有効期限について考えていきます。
期間限定ポイントはそもそも有効期限があり、期限が切れると失効してしまうのでポイント貯金はできません。
通常ポイントは最後に獲得してから1年間が有効期限ですが、楽天カードを使うなどで毎月ポイントを獲得すれば延々と期限が伸びていくので実質期限はないと言えます。
とはいえ何らかの事情で一切楽天サービスを使わずポイントを獲得しなくなれば1年はあっという間に過ぎますので、ポイント失効はリスクとですね。
一方銀行預金は2018年から「休眠預金活用法」が始まり10年以上出入金のない口座から民間での公益的な活動に使われる法律ができています。
ポイントのように一気に消えるわけではないようですが、意図せず使われていくので有効期限10年と考えることもできます。
そういうわけで銀行預金とポイント貯金は有効期限の観点で考えるとポイント貯金側がかなり劣っていると言えますね。
楽天ポイントの補償はなし
銀行預金の最大の利点は万が一銀行が破綻したとしても1,000万円までの保護がされることでしょう。
一方楽天ポイントは楽天が発行しているポイントだけなので倒産したり楽天ポイントサービスを停止しても補償はされません。
それは規約にも明記されています。
楽天は、会員に事前に通知することなく、本規約、本プログラムの内容もしくは本プログラム提供の条件の変更(ポイントの廃止、ポイント付与の停止、ポイント付与対象サービス、ポイント利用対象サービスもしくは対象取引の変更またはポイント付与率もしくは利用率の変更を含みますが、これらに限られません。)を行うことまたは本プログラムを終了もしくは停止することがあり、会員はこれをあらかじめ承諾するものとします。
楽天は、前項の変更により会員に不利益または損害が生じた場合でも、これらについて一切責任を負わないものとします。
楽天ポイント利用規約より引用
楽天ポイントは日本で1番使われているポイントなのでさすがに急にサービス停止になることはないと思いますが、その可能性もあることは覚えておく必要がありますね。
第三者の不正ログインに対しての補償もなし
ポイントのサービス停止以上に気をつけないといけないのが、第三者に不正ログインをしてポイントを勝手に使われてしまうことです。
銀行預金であればハッキングなどで不正された場合には補償がされますが、楽天ポイントの不正利用に関しては補償がされません。
アカウントを利用するためのIDおよびパスワードは、他人に知られることがないよう定期的に変更する等、会員本人が責任をもって管理してください。楽天グループは、入力または利用されたIDおよびパスワードの組合せが会員の登録したものと一致することを所定の方法により確認した場合、会員による利用があったものとみなします。楽天グループは、盗用、不正利用その他の事情により会員のアカウントを当該会員以外の第三者が利用している場合であっても、それにより生じた損害について一切の責任を負わないものとします。
楽天会員規約より引用
自分のポイントは自分で守るしかないということですね。
少額なら不正利用で失っても諦めがつくかもしれませんが、10万ポイントを超えるような高額な不正を喰らったときはなかなか諦めきれなさそうです。
楽天会員登録のアカウント停止にも注意
他にも楽天ポイントにはアカウント停止をされていきなり使えなくなるリスクもあります。
アカウント停止とは規約違反などをして楽天のサービス上にログインができなくなってしまう状態のことで、もちろん楽天ポイントも使えなくなってしまいます。
会員規約に書いてあることをしなければ大丈夫ですが、最近流行りの楽天ポイントせどりなどは調節規約に禁止と書かれているわけではないですが、規約違反とみなされアカウント停止される可能性があります。
正確なアカウント停止基準は分からないので、知らないうちに規約違反をしてしまい急に全てのポイントを没収されてしまいリスクが常にあります。
楽天ポイントはすぐ使おう
不正アクセスやアカウント停止の対策としては、付与された楽天ポイントをすぐに使うのが最も簡単かつ有効です。
楽天市場や楽天ポイントカードでのお買い物で使うのも良いですが、楽天証券か楽天ウォレットで投資に使うのが1番おすすめです。
楽天証券と楽天ウォレットは楽天会員とは別のIDとパスワードになるので、アカウント停止がされても2つのサービスのアカウントが同時に停止されるわけではありません。
現金に換えておけば不正利用されることも没収されることもないので安心できますね。
注意点としては、楽天証券と同じようなサービスで「楽天ポイント運用」がありますが、これは楽天ポイントをそのまま運用しているイメージなので楽天会員のアカウント停止されると、ポイントが没収されてしまいます。
少額ならポイント運用を試してみるのもありですが、高額をポイント運用に突っ込むのはおすすめしません。
まとめ
サービスが豊富で集めるのが容易な楽天ポイントなのでコツコツ貯めてポイント貯金をしたくなりますが、第三者の不正アクセスやアカウント停止などリスクが高い行為です。
銀行預金は一応利子もつきますが、ポイント貯金は利子も一切つかないのでやはりすぐに使ってしまうのが1番です。
1つおすすめするとしたらSPUの倍率が1倍分上がる楽天証券ですね。
正しい投資先を選べば資産形成にも役立ちますし、口座開設も無料でできるのでやらない手はないと思います。
楽天証券SPUの達成方法は以下記事で紹介しているのでこちらもぜひ参考にしてみてくださいね。