私はこれまで仮想通貨レンディングではBlockFiを使っていたのですが、利率が0.25BTCまでの預け入れで4%、0.25BTC以上が1.5%と、大幅に改悪されてしまったので撤退しました。
そこで次の運用先を探していたのですが、BlockFiよりも利率が高く利用者からの評判も良いNexoというレンディングサービスを活用することにしました。
最初は少額からスタートしましたが、アプリが使いやすく出金スピードも早いので半年ほどレンディングを続けています。
そんなわけで私のおすすめレンディングサービスのNexoの利点や、BlockFiと比較を紹介していきたいと思います。
Contents
NexoとBlockFiの比較
まずはNexoとBlockFiの違いの大きい部分から順に紹介していきます。
Nexoは毎日複利運用ができる
ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産を入金しておくと、次の次の日に利息が確認できます。
7月9日にビットコインを送金した場合、7月11日に利息がつきます。
(↑Nexoアプリで、このように利息付与を通知してくれます!)
BlockFiは月に1回利息がつきますが、Nexoは毎日利息がつきます。
そのため、ほんの少しずつですが受け取れる利息が増えていくので、Nexoにログインするのが楽しくなります!
しかし、毎日利息受け取りの大きなデメリットとしては、税金の計算が非常に面倒臭くなるところにあります。
レンディングは利息を受け取ったときの価格に対して税金がかかるので、BlockFiなら毎月1日に受け取った利息を日本円換算にするのを12回やればいいですが、Nexoの場合はその作業を最大365回やらないといけないという…。
税金関係については、ネット検索とかしてみた感じでは暗号資産の便利な税金計算ソフトがありそうなので、それを使ったり、最悪税理士に相談とかでもいいかなと考えています。
Nexoトークンで利率の底上げが可能
Nexoは今現在、BlockFiと同じくビットコインは年利4%で運用可能です。
ただしBlockFiのように0.25BTCまでが4%とかの縛りがなく、無制限に4%です。
さらにNexoでは独自に発行しているNexoトークンというのがあり、利息の受け取りをBTC→BTCではなく、BTC→Nexoトークンにすると最大で年利4%→6%と2%底上げをすることができます。
このNexoトークンをどう考えるかが悩ましいところで、年利2%底上げしてもNexoトークンの価値自体が下がってしまうと大損です。
こちらはUSDT建てNEXOの週足です。
2021年1月1日時点で1NEXO=60円で12月17日時点では260円なので、年初からガチホしていれば、4倍以上のリターンを得ることができています。
BTC建てでもこんな感じで、2021年のリターンはビットコインに圧勝しています。
Nexoトークンはアプリ内でUSDC、ビットコイン、イーサリアムに交換することが可能ですが、Nexoトークンの将来を信じられるならば、ガチホも選択肢の一つです。
なお、日本円は取り扱っていないので、日本円に売却はできません。日本円にしたい場合はNexoから出金→国内取引所で売却の手順を踏む必要があります。
定期預金で+年利1%
Nexoはいつでも出金可能ですが、1ヶ月間の資金ロックをすることで、さらに1%分年利を底上げすることができます。
アプリ上ではこのように表示され、毎日複利運用された利息が1ヶ月後にまとめて受け取れるようになっています。
Nexoトークンの保有割合次第で利息が増える
NexoではポートフォリオのうちNexoトークンをいくら保有しているかによって、様々な恩恵を受けられるロイヤリティプログラムがあります。
ロイヤルティプログラムは以下の表の通り、ベースからプラチナと4段階あります。
条件 | 暗号資産利率 | Nexo受取ボーナス | 月額無料の引き出し | 借入金利 | |
ベース | なし | +0% | +0% | 1 | 13.9% |
シルバー | 1~5% | +0.25% | +0.25% | 2 | 12.9% |
ゴールド | 5%~10% | +0.5% | +1% | 3 | 8.9% |
プラチナ | 10%以上 | +1% | +2% | 5 | 6.9% |
Nexoトークンをポートフォリオの10%持っていると、
- ビットコインの利息をビットコインで受取→5%
- ビットコインの利息をNexoで受取→6%
と、利率アップの恩恵を受けられます。
ただし枚数ではなくポートフォリオの割合なので、資産が増大すればするほど保有しないといけないNexoトークンも増えていきます。
仮に100万円分、ビットコインをレンディングをする場合は10万円以上Nexoを保有しておかないとプラチナになれず、仮にNexoがBTC建てで暴落したら、保有すべきNexoの割合が増えてしまうので大変です。
私のNexoレンディング戦略
前までは利息をNexoトークン受取にしていれば、ロイヤリティに関係なく2%上乗せができたので、4%+Nexoトークン受取2%+1ヶ月のロック1%の合計7%でレンディングをすることができました。
しかし2021年12月から改悪されてしまい、Nexoを全く持っていない人はNexoトークン受取をしても利率アップの恩恵を受けられなくなってしまっています。
なのでNexoトークンをポートフォリオの何%を保有するかを考える必要がありますが、ビットコインとイーサリアム以外の仮想通貨をガチホするのが苦手なので、Nexoの保有はせずに各通貨で受取をしていきます。
1ヶ月のロックをするかどうかは考えどころですが、しないのであれば国内レンディングのHashHubの利率に負けるので分散以外の目的でNexoを使う理由が薄くなってしまいますね。
2021年12月時点でNexoはBTCとETH共に年利4%、HashHubはBTCが5%でETHが6%です。
利率が良いとはいえ、HashHubは出金する際にトランザクション手数料で数千円取られてしまいますが、Nexoはロイヤリティがベースでも月1回は出金手数料が無料なので、そこは大きな魅力です。
国内外共にレンディングの利率が渋くなっていく中、毎日利息付与で年利4%のNexoは良い感じなので、初めてのレンディングを考えている方は、まずNexoの利用から検討をしてみるのはどうでしょうか。