書評

【書評】勝ち組の思考になりたい投資家必見!賭けの考え方

賭けの考え方

ポーカーを嗜む人にとって必読書と言ってもいいのが今回紹介する賭けの考え方という本です。

 

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私もそれなりにポーカーで遊んだことがあるので、ポーカーに関する色々な本を読みましたが、これ以上良い本はありません。

この紹介だとポーカープレイヤーのための本に思えますが、実はポーカーが強くなるための技術的なアドバイスなどは一切なく、賭けに対する考え方についてひたすら教えてくれる本となっています。

なのでポーカーと似ていると言われるFXトレーダー、投資家にも勉強になる本で、辛口経済評論家の山崎元さんもこの本を絶賛しているそうです。

 

どんな本なのか?

元々プロのポーカープレイヤーが英語で書いた本ですが、パンローリングという投資系の翻訳本をよく出している出版社の一冊です。

ポーカーの技術書ではありませんが、ポーカーの専門用語も登場もするので、ある程度ポーカーのルールが分かっていたほうがより楽しめます。

しかしポーカーを知らない投資家などにも読まれている本なので、一切ルールを知らなくても十分参考になる本となっています。

 

ちなみにこの本でいうポーカーというのは正式にはテキサスホールデムと言い、ルールは5分で覚えられるほどシンプルなゲームです。

なのでネットでルールを調べながら本を読むというスタイルでも十分いけると思います。

賭けの考え方で教えてくれる正しいメンタルの持ちようは、ポーカープレイヤーはもちろん、ポーカーも株もやらない人にも役に立つものとなっています。

 

これから本書を読んで勉強になったことをいくつか紹介します。

 

長期的視野で物事を判断せよ!

本書で何回も取り上げられるのが、「長期的視野でプレイする」ということで、ポーカーでは非常に重要な考え方です。

ポーカーは短期的には運の要素に影響されるゲームとなっていて、世界的に最も有名なポーカープロのDaniel Negreanu氏も「1ハンドの勝負なら100%運」と語っています。(なお、10万ハンドなら運の要素は0.000001%しかないとのこと)

負け組プレイヤーほど短期的な結果を気にしすぎて、以下のような非合理的なミスを犯しています。

  • 負け越しを避けるために取り戻そうとする
  • 勝ち分を確定させるために勝ち逃げする
  • プレイスタイルを激しく変える

 

疲れていてクオリティの高いプレイができないときに不眠不休でゲームを続行したり、カモがいるのに勝ち分を確定させるため勝ち逃げをする、短期的にうまくいかないからといって期待値の低いプレイスタイルに変更するなどなど・・・。

 

ポーカーで勝ち続けるためには長期的視野で正しい判断を下すことが不可欠であり、勝ち組になりたければこのような短期的な結果を気にするようなプレイヤーになってはいけません。

と、理屈で分かっていても相当訓練を積まない限り、普通の人は短期的な結果に心を揺らされてしまうものなので、長期的視野を持つのはかなり難しいんですけどね・・・。

 

ダウンスイングに対する考え方

 

ダウンスイングとは、何日も、あるいは何週間も負け越しの状態が続くポーカープレイヤーがよく使う用語で、言い換えれば「流れが悪い状態」です。

ポーカープレイヤーにとってはダウンスイングのときが1番辛く、自暴自棄になって破滅しやすい時期です。

ダウンスイングは長くポーカーをプレイしていれば誰にでも訪れるものですが、そもそもダウンスイングとはどういうことなのか正しく理解している人は少ないです。

 

本書ではダウンスイングに対して丁寧に説明をしていて、ポーカーをやらない人も、「いつも流れが悪い」とか「自分は運が悪い」とか思っている人には考え方の見直しとして役に立ちます。

何らかの目的のために継続して続けていることがなかなか結果が出ないときとか、毎日辛いことが起きるときにも、ダウンスイングに置き換えて考えると、意外と心が軽くなったりします。

 

怒りやすい人は要チェック!ティルトの対処法

 

ティルトとは普段の自分の能力より下回った状態でプレイをする行為を指すポーカー用語の1つです。

使い方の例として負けが込んで怒っているプレイヤーに、「あいつはティルトしている」という風に使います。

ティルトをしている状態でのプレイというのは自分の本来の力が発揮できていないだけはなく、破滅的なプレイもしかねないので、負け組プレイヤーへ一直線の危険があります。

 

ポーカーや株取引をしない人には、日常生活で怒っているときや悲しいときに、普段なら言わないようなことを他人に言ってしまったり、衝動買いをしてしまうとかを想像していただければと思います。

そのティルトに対して、

  • なぜティルトになるのか?
  • ティルトのタイプ
  • ティルトを予防する方法
  • ティルトを検知する方法

などを教えてくれます。

私も元々怒りやすい性格なので、ポーカーに限らずゲームとかでティルトすることが多かったのですが、本書のティルトの章を読むことで、昔よりはマシになってきました(まだティルトすることもありますが・・・)

ティルトの章に関してはFPSとかボードゲームとか、自分で操作するようなゲームをやる人には絶対に役立つので、プレイの質が安定しないような人なんかにぜひ読んでもらいたいですね。

 

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まとめ

賭けの考え方はおすすめのポイントがたくさんあったので、私が特に勉強になったなと感じた部分を3つだけ紹介しましたが、その他にも役に立つ教えはたくさんあります。

ポーカーをプレイする人は、日本語で書かれているポーカーの技術書全ての本より、賭けの考え方の内容を全てマスターすることのほうが有益ですので、ぜひ読んでいただければと思います。