2030年には中国を抜いて人口1位になる見込みのインド。
インドは日本と違って働き盛りの世代が多く、人口ボーナスによる経済成長にも期待できるので、投資対象として面白そうな国です。
しかし新興国の投資は、先進国への投資と比べて期待リターンは大きいですが、リスクも大きくなります。
なのでいきなり多額のお金を投資するのは、つみたてNISAやiDeCoの存在を知ってから投資を始めた、私のような初心者にはハードルが高すぎると思います。
そこで100円から投資ができ、余ったポイントで買い付けをすることもできる楽天証券の投資信託でインドへ投資できるおすすめファンドを3つ紹介していきます。
あわせて、インドの投資信託の特徴についても調べてみたのでまとめてみます。
インドの投資信託でインデックスはない
楽天証券のインドの投資信託には2019年3月時点で21の買い付け可能なファンドがあります。
しかしその全てがアクティブファンドになっていて、インデックスファンドは存在しません。
それゆえ信託報酬が2%を超えるのが普通で、買い付け手数料が発生するファンドもあります。
つみたてNISAやiDeCoで商品選びをすると、インデックスファンドの安い信託報酬に目が慣れてしまうのでこれは強烈です。
信託報酬が2%ってことは、1年間で2%以上のリターンを出さないと損するってことですからね。
新生・UTIインドファンド
- 信託報酬:1.9312%
- 純資産額:248.44億円(2019年3月6日現在)
- 買付手数料:2.16%
21のファンドの中でもっともリターンの高かったファンドです。
アクティブファンドはリターンの高さが重要なので、1番気になるところですよね。
5年間でのトータルリターンは15.19と驚異的なパフォーマンスを見せてくれています。
また、新生・UTIインドファンドは2006年から設定されており、信託期限は無期限となっているのでこれから投資し続けるならぴったりのファンドではないでしょうか。
新生・UTIインドファンドは私も試しにちょっとだけ投資しています。
リターン3.63%なので、今のところそれなりに良い運用結果と言えるのではないでしょうか。
高成長インド・中型株式ファンド
- 信託報酬:2.0294%
- 純資産額:1098.24億円(2019年3月6日現在)
- 買付手数料:1.728%
新生・UTIインドファンドの次に5年間でのリターンが高かったファンドで、15.12%の成績を叩き出しています。
高成長インド・中型株式ファンドの特徴は中型の株式へ投資を行っており、これから中型株はどんどん成長していくことが見込まれているのでこのファンドへの投資は魅力があります。
手数料は他のインド株式ファンドと比べても割高ですが、インドの中型株に集中して投資したいという人におすすめできます。
しかしこのファンドは償還日が決まっていて、2027年3月1日となっています。
なので、長期的にインドへ投資したいという人は注意が必要です。
iTrustインド株式
- 信託報酬:1.48344%
- 純資産額:12.46億円(2019年3月6日現在)
- 買付手数料:なし
iTrustインド株式は2018年4月に設定された新しいファンドのため、長期間でのリターン率はまだわかりませんが、なんと言ってもその信託報酬の安さが魅力です。
今まで紹介した2つのファンドは2%近い信託報酬でしたが、iTrustインド株式は1.48%とインド株式のファンドではダントツで1番安く、買付手数料がないのも嬉しいポイントです。
信託報酬の安さは投資信託ではとても重要なので、インドへ投資したいなら何も考えずこのファンドに投資するという選択もありかもしれません。
iTrustインド株式は今回紹介したファンドの中で唯一買付け手数料がかからないので、私自身毎月200円ずつ投資するように設定しているのですが、運用成績はあまりよくありません。
とはいえ、積立投資を始めてまだ2ヶ月ほどなので、これからの成長に期待ですね。
まとめ
インドの投資信託でおすすめのファンドを3つ紹介しました。
私自身はリターンが1番良かったという理由で新生・UTIインドファンドを楽天ポイントで買付けしてみました。
主にSPUの楽天証券分をクリアする目的ですが、ポイントでの投資はお金での投資と比べて精神的に楽に行えるので、リスキーなアクティブファンドにも気軽にできちゃいます。
ちょっと様子を見て成績が良さそうなら、買い増ししていこうかと思っています。