日本のレンディング業者の中でも1番高利率のHashHubですが、今年に入ってからの仮想通貨相場の低迷の影響か、利率も下がり続けています。
ビットコインだと年利7%のときもあったのですが、どんどん利率が下がっていき、3月からは年利3%になると発表されていました!
HashHubレンディングの3月の貸借料率を発表しました。ETHのみ貸借料率を据え置き、その他の銘柄について引き下げを行っております。
背景には市場環境の変化により収益機会の減少、レンディング市場全体へBTC・ステーブルコインの流入が増え市場全体で貸借料率が下落傾向にあることが挙げられます。 pic.twitter.com/BErZDR0sck— HashHub (@HashHub_Tokyo) February 24, 2022
1番高いときの半分以下の年利になってしまい、私もレンディング先として1番運用をしているのですが、この連続年利引き下げを受けて今後どうするかを考えてみます。
Contents
HashHubでのレンディングは一旦終了します
いきなりの結論ですが、HashHubで運用しているビットコインは全て引き上げて、一旦はLedger Nano Xの自分のウォレットに移動させます。
理由としては以下の3つ。
- 年利3%はさすがにリスク・リターンが見合わない
- HashHubは引き出すまでに最短でも1ヶ月かかる
- 返還時の手数料0.0005BTCが高い
先に断っておくと、ビットコインの年利3%は今現在のレンディング利率としては決して低すぎなわけではありません。
例えば他の国内レンディングのCygnosは年利1.5%ですし、GMOコインのレンディングは3ヶ月のロックで年利3%です。
BlockFiなどは年利4.5%ですが、0.1BTC以上の預け入れだと年利1%です。
それを考えればロック最短1ヶ月で、枚数制限が特にないHashHubの年利3%は優秀だと思います。
しかしそれでも大事なビットコインをGOXリスクのあるレンディングにたった3%のリターンで預けるのはどうか…。
個人的には、HashHubは定期的に出しているレポートの質と量を見てもレンディング業者として信頼できると思っていますが、それでも資産保護されるわけではないのでGOXの可能性は常に考えないといけません。
HashHubの引き出しは最短1ヶ月、最長2ヶ月かかる
HashHubのデメリットとして、引き出しに時間がかかることが挙げられます。
例えば3月2日に返還申請をしても、4月30日まで運用がされ、返還されるのは5月1日か2日になります。
私は2月28日の月末に滑り込みで返還申請をしましたが、それでも返還されるのは4月の初めということになります。
BlockFiは3日程度(ホワイトリスト登録からを含めても10日程度)で返還されますし、Nexoに至っては数分で返還されるので、返還までに最短1ヶ月はちょっと長めに思います。
返還手数料0.0005BTC(2,500円相当)が高い
返還までに最短1ヶ月かかるのに加えて、返還手数料が0.0005BTCかかるのも結構痛いところです。
1BTC=500万円近くある今現在だと2,500円相当です。
1ヶ月に1回返還手数料無料のレンディング業者もあるので、それを考えるとちょっと高めに感じますね(逆に手数料があるからガチホ力が高まるという考え方もありますが)
今後のレンディングはNexoを中心に運用をします
というわけでHashHubからは一旦全部資産を引き上げるのですが、今後の運用はNexoを中心にやっていく予定です。
仮想通貨の規制でレンディングはどこも危なそうな情勢で、下手したら日本からは海外レンディングは使えなくなるとかもあるのかもしれませんが、そんなことにならなければ当面はNexoが1番良さそうに思っています。
Nexoは自社で発行されているNexoトークンの保有量に応じて、レンディング利率が変わる曲者なところがありますが、ここ最近はNexoトークンの価値も安定していて、BTC建てで見ても半年ほどヨコヨコ展開です。
そして最低でも月1回仮想通貨の返還手数料が無料かつ、返還申請後すぐに送金をしてくれるので、レンディング情勢がヤバそうな雰囲気を感じたらさっさと逃げられるのも気に入っているところです(情勢を読み取って逃げ切れる前提で言ってますが笑)
利率もビットコインで4%+1ヶ月の固定ロックをすれば合計5%なので、今のレンディング業界では高めなのもいいところ。
なお、ビットコイン以外にもアルトコインやステーブルコインのレンディングもでき、利率もそれぞれ異なるので、興味のある方はNexo公式からチェックしてみてください。