私は今まで海外のレンディングサービスのBlockFiを使っていたのですが、度重なる利率の改悪を受けて大部分のビットコインを出金させていました。
その余ったビットコインの運用先を今回紹介する、国内レンディングサービスの「HashHub」で運用することにしました。
実際に5月の上旬からHashHubで運用開始して、ちゃんと利息も受け取れています!
ここからはHashHubのメリット・デメリットをBlockFiと比較しながら紹介していきたいと思います。
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HashHubの魅力は利率の高さ
HashHubの1番の魅力はなんといっても、利率の高さにあります。
利率は市場の状況によって毎月変わっていますが、ビットコインだと直近の年利利率が以下の通りとなっています。
4月 | 6.5% |
---|---|
5月 | 6.3% |
6月 | 7% |
このように直近3ヶ月では6%以上の利率で推移しています。
一方BlockFiは0.5BTCまでが5%で0.5BTC以上の分が2%となかなか渋い利率になっています。
HashHubは現状どれだけ貸出をしても利率は同じなので、利息分の計算がしやすいのもありがたいところですね。
なおビットコインの他にイーサリアムも貸出ができますが、5月は年利12%、6月は10%という高利率になっています。
HashHubでレンディングすることを前提に考えるならば、ビットコインよりも利率の良いイーサリアムを積み立ててレンディングに回すという選択肢もありそうです。
HashHubのデメリット
ここからはBlockFiと比較したHashHubのデメリットを見ていきましょう。
最低貸出金額が100万円から
1番のデメリットと思うのが、レンディングの最低貸出金額が100万円以上分の暗号資産からというところです。
1BTC=400万円とすると、0.25BTC以上の貸出が必要となり、普通の人にとっては簡単に用意できない金額です。
更に100万円分以上の貸出をしたあと、追加貸出するときも最低30万円分以上が条件となっています。
BlockFiは最低貸出金額などの条件はなく、数百円分の暗号資産からでもレンディングをすることが可能です。
なので気軽に少額からレンディングをしたい方にとってはBlockFiのほうが始めやすいですね。
ただ、HashHubに関しても、今後最低貸出量は引き下げられる予定となっているそうです。
HashHubは出金手数料がかかる
レンディングを解約する際に以下のトランザクション手数料がかかります。
ビットコイン | 0.0005BTC(2,000円相当) |
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イーサリアム | 0.005 ETH(1,500円相当) |
もしビットコインの価格が1BTC=1,000万円まで上がれば手数料は5,000円まで上がることになります。
一方BlockFiは1ヶ月に1回までは出金手数料が無料なので、割と気軽に解約ができるメリットがあります。
利息の受取方法が限定的
HashHubビットコインの利息はビットコイン、イーサリアムはイーサリアムで、となっています。
何を当たり前じゃないか、と言われそうですがBlockFiだとビットコインの利息をイーサリアムやステーブルコインと別の暗号資産で受け取ることが可能です。
なので、相場が下がり続けると予想をしているのであれば、利息をステーブルコインで受け取って、暴落したらビットコインを買い戻すといった戦略も使えます。
あとは、国内レンディングサービスのCygnosは利息を銀行振込してくれるサービスも用意していて、柔軟に運用することができます。
利息受取方法が限定的なのもHashHubのデメリットと言えます。
貸出・解約・貸出状況確認はメールのみ
HashHubは現状先行リリースのサービスとなっていて、夏頃に正式にサービスとアプリをリリースする予定となっています。
そのため現状は貸出や現在の預けている暗号資産の枚数などはHashHubから送信されるメールでのみ確認が可能となっています。
特に貸出する際はメールに記載のアドレスへ送金しないといけないので、偽メールで詐欺に遭っていないかなど、警戒しながら手続きをしないといけません。
BlockFiはブラウザとアプリで運用状況が確認できて、毎日利息が増えていく様子を見るのは楽しいです。
ただ、この点に関しては正式アプリがリリースされれば問題なくなるかとは思います。
まとめ
先行サービスということで、デメリットもあるHashHubですが、利率の高いところは見逃せません。
BlockFiの0.5BTCまで5%や、Cygnosの3%と比較しても最大級の利率です。
まだ先行リリースというところと、資本金の規模などから、個人的にはまだ全力レンディングはできませんが、様子を見て段階的に資産を入れていく予定です。
今の6%〜7%の利率で安定&カウンターパーティリスクが限りなく少なくなっていけば、HashHubだけでの貧乏セミリタイアも見えてくるので、今後に期待します!