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【楽天証券】「ハッピープログラム」vs「投資信託資産形成ポイント」

ハッピープログラム 投資信託資産形成ポイント

楽天証券では投資信託資産形成ポイントと呼ばれる、50万円以上投資信託を保有している場合、1ヶ月に1回ポイントを付与してくれるサービスがあります。

ところが、私も投資信託をちょうど50万円保有しているにもかかわらず、1度もポイントが付与されたことがないのでなぜかと不思議に思っていました。

理由についてよく調べてみると、公式ページに以下の記載を発見しました。

楽天銀行「ハッピープログラム」において、投資信託資産残高に応じてポイントを受取っていらっしゃる場合、当「資産形成ポイント」の付与対象外となりますのでご注意ください。

投資信託資産形成ポイントより引用

たしかに私は毎月楽天銀行のハッピープログラムで謎のポイントを受け取っていたのでひとまず納得はできました↓

しかし投資信託資産形成ポイントなら50万円以上200万円未満は50ポイント毎月貰えるはずなので、大損なのでは?と思い、ハッピープログラムと投資信託資産形成ポイントはどちらのほうがお得なのか調べてみました!

 

結論から先に言うと、「多くの人にとってはハッピープログラムのほうがお得。というかハッピープログラムを選ぶ選択肢しかない」という結果になります。

それでは早速、ハッピープログラムと投資信託資産形成ポイントを比較したものを確認していきましょう!

ハッピープログラムと投資信託資産形成ポイントの比較

まずはハッピープログラムと投資信託資産形成ポイントでポイントを貰うための条件を見ていきます。

ハッピープログラムの投資信託ポイント獲得条件

ハッピープログラムにエントリーをしているのが前提で、対象月の投資信託の平均残高を算出して、10万円ごとに4ポイントずつ増えていきます。

つまり平均残高が9万円と算出されればポイントの付与はなしで、100万円と算出されれば40ポイント付与されます。

付与されるポイントに上限金額も特になく、1億円分持っていれば4万ポイント毎月付与されます。

そしてこれは投資信託資産形成ポイントと同じ条件ですが、以下に記載の投資信託は残高算出の対象外になります。

  • iDeCo
  • 外貨建てMMF
  • 楽ラップ専用ファンド
  • ブルベアファンド

iDeCoはポイント付与の対象外というのが重要点ですね。

ちなみにNISAとつみたてNISAはどちらも対象なので、安心してNISA口座で投資信託を購入しましょう。

投資信託資産形成ポイントのポイント獲得条件

こちらはハッピープログラムと違って、最低50万円以上持っている必要があります。

獲得条件としては毎月月初時点に投資信託を50万円以上保有し、月末時点でも50万円以上保有していないといけません。

例えば月初10万円で月末に100万円まで買い増しをしたとしても、ポイント付与の対象にはなりません。

 

投資信託保有金額付与ポイント数
50万円~200万円未満50ポイント
200万円以上~400万円未満100ポイント
400万円以上~600万円未満150ポイント
600万円以上~800万円未満200ポイント
800万円以上~1000万円未満300ポイント
1000万円以上~2000万円未満500ポイント
2000万円以上1000ポイント

 

2000万円を超えると、1億円保有しようと貰えるポイントは1000ポイントに変わりはありません。

付与ポイント数比較→ハッピープログラムのほうが優秀

ハッピープログラムと投資信託資産形成ポイントの付与ポイント数を比較し、ハッピープログラムのほうがお得になる金額帯がわかる表があります。

赤線のハッピープログラムのほうが投資信託資産形成ポイントを上回っていることが多いのがわかりますね。

50万~120万円の投資初心者が分布してそうな金額では投資信託形成ポイントのほうが付与数が多いので、気になる方も多いかもしれませんが、130万円以上を抜ければほとんどハッピープログラムのほうがポイント数が高いです。

投資信託資産形成ポイントを現実的に選べない理由

楽天銀行のキャンペーンであるハッピープログラムは、投資信託の保有数によってポイントが貰える以外にも様々な特典があります。

例えば、楽天銀行内のランクを上げると月間のATM利用手数料が無料になる回数が増えたり、取引ごとに貰えるポイント数が増えたりします。

仮にハッピープログラムにエントリーしている人で、投資信託資産形成ポイントを貰うためには楽天会員のリンク登録を解除する必要がありますが、解除をすると上記の特典も受けられなくなります。

ハッピープログラム×つみたてNISAで毎月約900ポイント稼げる裏技が使えなくなる改悪が6月にされたばかりですが、それでもハッピープログラムの特典は魅力的なものが多いです。

なので投資信託資産形成ポイントだけのためにハッピープログラムを解除するのは現実的ではありません。

ハッピープログラムの解除の仕方

ハッピープログラムの特典は使わないし、投資信託資産形成ポイントのほうがたくさん貰えるから解除したいな

という読者様もいらっしゃると思うので、ハッピープログラムの解除の仕方を紹介します。

まず楽天銀行アプリにログインをし、画面右上のメニュー→お得に使う→楽天会員リンク登録を順にタップします。(PC版ブラウザの場合は画面上の「登録情報の変更」をクリック)

 

 

ここからリンク登録を解除すると、ハッピープログラムの特典も受けられなくなるので、自動的に投資信託資産形成ポイントが付与されるようになります。

まとめ

結論は、多くの人にとっては投資信託資産形成ポイントよりもハッピープログラムのほうがお得です。

ただし50万円~120万円の投資初心者の方に当てはまりそうな金額だと投資信託資産形成ポイントのほうがポイント付与数は多いですが、それ以外のハッピープログラムの特典が豪華なので、あえてハッピープログラムを解除する必要はないですね。