書評

【書評】ゼロで死ねはセミリタイアをしたい人の必読書!

過激なタイトルの「ゼロで死ね」ですが、この本の主張するところは、人生の目的は思い出作りであり、そのために若いうちから資産を取り崩していけというもの。

つまり資産ゼロで死ねということです。

セミリタイア(FIRE)を目指して、趣味を作らず、休日は1円も使わない生活を続けている私にめちゃくちゃ響く内容で、ここ数年で1番買ってよかったと思う本でした。

 

 

私と同じようにセミリタイアを目指す人は特に読んでほしい1冊です!

ここからはゼロで死ねの重要ポイントの紹介と、セミリタイアを目指す人がゼロで死ねの考えをどう捉えるべきを考えていきます。

 

ゼロで死ねはどんな本なのか?

2020年9月に発売された「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール 」著者ビル・パーキンス氏が和訳された本です。

人生の目的は思い出作り、若いうちにしかできない経験は借金をしてでもしろという主張を様々なデータを用いながら解説してくれます。

例えば退職前に50万ドル(5,500万円)を持っている人達は20年後、あるいは死亡時点で11.8%しか使っておらず、44万ドル以上残しているなど。

ゼロで死ねの主張からすれば、このお金の減り方は非効率的であり、もっと若いうちに使ったり、早い段階で子供に渡すことを推奨しています。

 

経験に金を使い、思い出の配当を得よう

配当と言えば株式投資がまず思い浮かびますが、経験に金を使うのも投資とゼロで死ねは教えてくれます。

経験はその瞬間の喜びや悲しみだけではなく、記憶として残り続け人生を豊かにしてくれるので、積極的にお金を投じるべきだそうです。

さらに経験を元に誰かにアドバイスをしたり、別の経験に繋げていくという風に元の経験から経験を増やせるのは、まさに思い出の配当であり、だからこそ積極的に経験に投資をするべきと。

物にお金を使うよりも経験にお金を使う方が幸せになれるというデータもあるので、人はもっと経験にお金を使うべきなのです。

 

お金の価値は年齢と共に下がる

 

経験にお金を使うことの重要性は本を読み始めて5分もすれば分かりますが、では具体的に何歳くらいから使っていくべきなのか?

それはお金の価値は年齢を重ねれば重ねるほど下がるので、とにかく若いうちからお金を使うこと、お金がなければ借金をしてでも経験することは重要です。

私の人生経験で言えば修学旅行が当てはまります。

高校の修学旅行で20万円くらい費用がかかり、それまでに貯めたお年玉から捻出したので、お金が勿体ないしゲームの課金やら本を買った方がいいと思ったりしたものです。

しかし10歳くらい歳を取った今から見れば、友達と旅行をした経験はかけがえのないものですし、今から同じような経験をすることはできません。

なので、若いうちの経験は借金をしてでもやれ、というゼロで死ねの教えは納得ができます。

金の価値を最大化できる年齢は26歳〜35歳

100歳の時点で100億円持っていても意味が無いことは説明不要で分かるかと思います。

100歳ではアグレッシブにスポーツにお金を使うとか、旅行をすること、美味しいものを食べることすら無理かもしれません。

同じように定年退職の65歳でも旅行に行くのが難しかったりで、若いときほどお金の価値を引き出すのは無理でしょう。

お金の価値を最大化できる年齢は26歳〜35歳とゼロで死ねでは主張しており、もし子供がいるならそのくらいの年齢で資産を贈与すべきと教えてくれています。

確かに26歳〜35歳といえば車や家を買ったり、子育てをしたりと人生でも特に大きな経験ができる年代です。

60歳とかで相続するより、26歳で相続するほうがより良い経験をすることでき、お金の価値を引き出すことができますね。

 

セミリタイアを目指す人はゼロで死ねの教えをどう捉えるべきか

 

ゼロで死ねは資産を使い切って死ぬことを1番の理想としており、お金をたくさん残して死ぬのは非効率と言っています。

セミリタイアも生活できるだけのお金を貯めたら仕事を辞めて、好きなことをして生きるのが目標なので、相性の良い思想同士に見えます。

しかしゼロで死ねは年齢と共に給料が上がっていくことが念頭に置かれているような節があります。

給料が上がらないどころか、下がり続けている日本では給料が年々上がるとか、仕事を1度辞めて復職しても給料は同じ、みたいな考え方を持つことはできません。

故に結婚せず子供を持たない、徹底して節約をするスタイルの貧乏セミリタイアがあるのですが、これは人生の目標は思い出作りから外れています。

では逆に結婚などをして、十分なお金を貯めてからセミリタイアをしようとすると、今度はリタイア年齢が遅くなり、お金の価値最大化するのが難しくなる…というジレンマに陥ります。

そのため、海外の人には響いても日本のもう時間が残されていない金持ち老人にも、金も将来への希望もない若者にも響きにくい本なのかな…とも思ったり。

ゼロで死ねの私への影響

私は元々セミリタイアを目指していましたが、今のような金を全く使わず新しい経験をしない生活は良くないなと思い直しています。

とはいえ手取り20万円&給料上がる見込み全くなし状態なので、節約とビットコイン投資は継続…

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本当は旅行もしたいのですが、終わらないコロナ禍で行きづらい現実。

当面は手間はかかるがお金がかからない経験は積極的にして、自分のやりたいことがあればお金は惜しまないスタイルでいきます。

そしてセミリタイアをいつ、資産いくらでしていくかもお金の価値の最大化できる年齢と、経験をするだけのお金があるかの兼ね合いをよく考えて決めていこうかと思います。

 

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