私は以前、以下の記事で書いたように自宅に24単語からいくつか抜いたリカバリーフレーズを保管し、外出時にはLedger Nano Xを持ち運ぶことで火事や泥棒によってリカバリーフレーズを紛失してしまってもビットコインを失わないようにしています。
ビットコインはシードと呼ばれるランダムな文字列で管理できますが、パソコンに保存をするのはハッキングのリスクがあり、メモに書くのは書き間違いがやすいです。
そこで12or24の単語で管理できる仕組み(BIP39)が考案されました。これにより12or24単語を覚えてさえいれば何億円分ものビットコインを誰にも知られず持ち運ぶことができます。
しかしハードウォレットはUSBメモリほどのサイズがあり、肌身離さず持ち歩くのはなかなか難しいです。
もし家で火事が起こったタイミングでハードウォレットを入れたかばんをなくしたりしたら、ビットコインが永久に失われてしまい私の資産のほとんどが吹き飛んでしまいます。
なので肌身離さず持ち歩けるものにリカバリーフレーズを書き込もうと考えたのですが、なかなか見つからず。
ウィンクルボス兄弟の本で読んだ、指輪に彫るのも面白いなと思いましたが、そんな技術力はないので却下。
ペンダントにメモを入れる作戦も、お薬ペンダント的なのは見つかりますがさすがにダサいので却下。
そんな感じで色々調べていたら、ふと夜神月が腕時計にデスノートの仕込みを作っていたことを思い出したのでそんな商品が実際に販売されているのか見ていたら、本当にありました!
DEATH NOTE モデル腕時計
SuperGropiesとのコラボで、裏蓋の開く腕時計が販売されていたようです。
なお公式サイトでは3万円で販売されていて、この記事公開段階では楽天市場でも中古品が約2万円で販売されていました。
この腕時計ならライトがノートを仕込んでいたように、ビットコインのリカバリフレーズを隠し持っておけるのでは!?と思ったのですが、2つ問題点があります。
デスノートのロゴがダサい
デスノート腕時計をよくよく見ると「DEATH NOTE」とロゴが入っています。
デスノートとのコラボ品なのでファンからすればロゴが入っているほうが嬉しいのかもしれません。
しかしデスノートには大して興味がなく、裏蓋の仕組みだけあればいい人間にとってはロゴは不要というかむしろ邪魔です。
デスノートのロゴがあるせいで友人や知り合いに裏蓋の仕組みを勘ぐられたり、万が一腕時計を落としたときに裏蓋を触られて仕込んだリカバリーフレーズを盗み見される危険性はあります。
ただ、これに関しては私が自宅に保管のリカバリフレーズでやっているように、24単語のうちいくつか単語を抜いておけば問題ありません。
1単語だけなら2048分の1ですし、2単語なら419万分の1になるので仮に腕時計を落としてリカバリフレーズを紛失したとしても、他にバックアップを取っておけば十分ビットコインを避難させる時間はあります。
裏蓋の強度は?
1番気になるのが裏蓋の強度です。
壊れやすかったら困りますし、腕をぶんぶん振る回したりしても仕込んだノートが落ちたりしないかもよくわかりません。
ライトが使っていた腕時計のように、どの角度でもノートが落ちないような仕組みになっていない場合は、テープかのりでくっつけないといけないかもしれません。
そんなわけで、藁にもすがる思いでデスノート腕時計を買って使っている人がいないかネットで調べてみましたが、残念ながら見つからず。
裏蓋がちゃんと使えるか分からない状況で公式サイト価格3万円の腕時計を買うのはギャンブルすぎる!
…というわけでデスノート腕時計は購入を見送りました。
ニコニコ動画で裏蓋の仕組みを自分で作っている人を見かけたので、自分で改造を考えるほうが面白いかもしれません…笑