男と女は脳の作りが異なっているというのはよく聞く話です。
しかし具体的にどう異なっていて、同じ物事でも男女はどう捉えるのか?というのは私自身よく知りませんでした。
その疑問に答えてくれるのが今回紹介する、「男女脳戦略。男にはデータを、女にはイメージを売れ」です。
ここまで男女の脳の違いをはっきり教えてくれて、実際にどういう言葉をかければ喜ぶのかということまで指南してくれる本は他にないと思います。
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どんな本なのか?
本書はメンタリストDaiGoさんが書いている本で、昔テレビによく出演していたのでDaiGoさんのことをご存知の方も多いと思います。
本書は、
- 自分が男性脳か女性脳か確認する方法
- 相手が男性脳か女性脳か見分ける方法
- 男性脳、女性脳に合わせた伝え方
- 異性脳を身につける方法
この4つが順番に学べるように構成されています。
普通の人は同性脳のことはよくわかっているかと思いますが、異性脳の特徴はあまり理解していない人が多いはずです。
なので異性脳のことがわかるだけでも勉強になるのですが、異性脳の特徴を理解した上で、
「どういう褒め方をすれば効果が出るのか?」
「どう言い回しを変えればトラブルが回避できるのか?」
など、③のテクニックをマスターできれば異性にモテるといった、日常生活に劇的な変化をもたらすこと間違いなしの一冊になっています。
モノタスクの男性脳、マルチタスクの女性脳
ひとつに集中する男、同時進行ができる女
男女脳戦略。男にはデータを、女にはイメージを売れより引用
マルチタスクというのは日常的によく聞く言葉ではないかと思います。
一方モノタスクはあまり聞き慣れない言葉ですが、「ひとつのことしかできない」という意味だそうです。
具体的な例としては、女性は味噌汁を作りながら肉や野菜を切ったりなど同時進行を当たり前のようにこなしますが、男性は味噌汁を作るならそれ以外の作業はできないというのがあります。
他にも女性は洗濯物を畳みながらテレビを見たりできますが、男性はそういった同時に物事を行うのがとても苦手です。
仕事などでもパソコンで作業中の男性に話かけても返事が返ってこなかったり、返ってきても話を聞いていないような曖昧な答えしかもらえません。
逆に女性に話しかけるとパソコン作業を続けながら的確な返事が返ってきます。
これもひとつのことしかできないモノタスクの男性脳、複数のことを同時に行えるマルチタスクの女性脳の違いということのようです。
男女脳別セールステクニック
男性脳は自分で決めたがり
女性脳は相手に決めてほしがる
男女脳戦略。男にはデータを、女にはイメージを売れより引用
男性脳はプライドが高いため、自分で選択できず全て人任せに物事が進むとプライドが傷つくそうです。
これはたとえ話ですが、電気屋で販売員がパソコンをおすすめするときには、色々紹介したあとの最後の最後にどの商品を選ぶか選択をさせるようにすると男性脳のプライドが守られるそうです。
一方女性脳には、「他人の意見を大事にする」という特性があるので販売員自身がずばりおすすめを指定してあげたほうが効果的とのことでした。
これは販売員系の仕事をしていなければあまり参考にならないように思えますが、ブロガーにも応用できるテクニックではないかと思います。
例えば明らかに男性しか買わないような筋トレマシーンとかハイスペックPCをブログで紹介するとします。
アフィリエイトで買ってもらうために自分のおすすめをゴリ押しせず、データやスペックの記載を多くして、最後に男性読者に選んでもらうように複数の商品を貼っておく。
男性脳は統計データやスペック情報を好むので、その特性も応用した記事内容にしておきます。
一方女性しか買わないダイエット器具の記事を書くときは、イラスト多めで体験談を多く載せて、記事の最後に自分のおすすめを1つだけビシッと書いておく。
これは女性脳のイメージを重視するのと、他人の意見を大事にする特性を生かしたアプローチです。
このように読者の性別の想定して記事を書くのはかなり有効なのではないかと本書を読んで思いました。
私は男性脳ですが、今まで女性がメインになるであろう記事でもデータとかスペックを重視したばかりの内容を書いていました。
そのため、女性ウケが悪い記事ばっかりだった可能性が高いですね・・・。
女性脳には行間すらコミュニケーション
女性が書いたメールや文章にある行間は、ただの空きスペースではありません。そこには何らかの感情が詰まっています。コミュニケーション能力の高い女性は、行間すらコミュニケーションの手段として利用しているのです。しかし、言葉だけに意味を求める男性脳は、「行間を読む」ことが苦手
男女脳戦略。男にはデータを、女にはイメージを売れより引用
女性とメールやラインをするという経験に乏しい私ですが、たしかに心当たりはあります。
いきなり行間を空けて何かメッセージを送ってくれる女性に心当たりのある男性も多いのではないでしょうか?(ない人はごめんなさい)
そしてこれもブロガーにとって悩みどころだと思いますが、ブログの行間をどうするか問題です。
私の書き方は結構詰めて書いているタイプだと思いますが、女性ブロガーの人は行間をかなり空けている人も多いですね。
あとは女性向け恋愛小説とか試しに開いてみると、行間がやたらと広かったり。(男性脳視点)
男性脳からすると行間がやたらと広いのはただただ見にくいだけですが、女性脳の人からすれば行間の広さにも意味を見出すことができるから違和感がないのかなと思いました。
逆にこの記事のように行間が詰まっているのは女性脳にとっては違和感だらけだったりするんでしょうか。。。
まとめ
本書を読み終えて、男性脳の自分がいかに女性脳のことを理解していないか痛感させられました。
友達が少ないのであまり使う機会がないですが、本書に載せられている女性脳に有効な褒め方を使ってみたりしていますが、結構反応が良いような気がします。
しかし1つ1つのテクニックは簡単でも、いざ現実で使うとなると頭を使って言葉を選ばないといけないので結構大変ですね。
なので私はこの本を何回も読み返して、テクニックを吸収していきたいと思っています。
異性にモテたい人、男性脳、女性脳に向けた良い記事を書きたいブロガーの人はぜひ1度読んでみることをおすすめしますよ!
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