この記事ではチェスクエストのレーティングを上げる方法を紹介していきます。
チェスクエストをやる理由としては、
- 将棋クエスト
- 囲碁クエスト
などの総合点の底上げをするためにやる人がほとんどだと思います。
そこでこの記事では、チェスクエストで少しでもレートを上げるためのテクニックを紹介します。
もちろん「真面目にチェスの勉強をしましょう」といった身も蓋もないテクニックではないのでご安心ください。
それでは早速みていきましょう!
Contents
チェスクエストは9割がBOTとの対戦になる
将棋クエストや囲碁クエストはオンラインの人間が多いので、BOTとの対局をしなくてもレートを上げることができますが、チェスクエストは人間が全くいないので、ほぼBOTとの対戦になります。
参考程度に、日曜日の20時にどれぐらい人間がオンラインで対局しているか調べてみたところ、8人しかいませんでした!w
特に1.5分切れ負けは不人気すぎて、人間同士が対局しているところをほぼ見たことがありません。(私自身も300局くらい指して人間と当たったのは1局しかないです)
そういうわけでチェスクエストでは対BOTにどれだけうまく指せるかがポイントになります。
- 定跡を外す
- ノータイム指しを心がける
- ドローにするつもりで駒の交換をする
- 相手の駒を全部取ってからステイルメイトに気をつけながらチェックメイトする
この4つが私のおすすめするチェスクエスト対BOT戦略です。
定跡を避ける
将棋クエストのBOTにも見られる傾向ですが、定跡形だとちゃんと定跡の一手を指してきます。
レートの低いBOTだと定跡が外れると、ポーンや駒をただでくれるような手をたくさん指してくれるので、そのような期待のできない定跡手順を続けるのはかなり損です。
具体的には以下のように普通はナイトを飛ばすところで2.g3と指してみるといった感じです。
以下自然に駒組みを進めていくと、定跡が外れてBOTが変な手を指すようになります。
今Nxe6と相手のビショップを取った手に対して、a5とポーンを伸ばしてきました。
実は真ん中にいる白のナイトはf7のポーンで取り返すことができるのですが、弱いBOTだと駒を取り返して来なかったり、タダで差し出してくれることが多いです。
基本的にはクイーン当たりは逃げるのですが、
- ビショップ
- ナイト
- ルーク
これらの駒に当たりをかけても逃げないことがあります。
多分BOTのレベルを下げるために意図的にやっていると思われますが、かなり露骨ですw
ノータイム指しを心がける
そんなピースをぶん投げてくれるBOTちゃんですが、難しい場面でも一定のリズムで指してきます。
切れ負け勝負は相手の時間を落とすのも作戦の1つですが、BOT相手にはかなり難しいです。
一応1秒間に3手指すくらいノータイム指しをすればBOTの時間を切らして勝つことはできますが、形勢不利な場面で落として勝つというのはほとんど無理です(先にチェックメイトされるため)
さらにチェスクエストでは、どんなに形勢が悪くてもチェックメイトされるまで投了してくれません。(将棋クエストなら必死がかかると投了してくれるBOTもいる)
私自身、形勢は必勝なのに時間がなくてチェックメイトしきれずに時間切れになるということもよくありました。
なのでオープニングや取る一手の局面はなるべくノータイム指しして、時間を節約するようにしましょう。
ドローにするつもりで駒交換する
どのタイミングで相手の駒と交換するかというのは、チェスでは重要です。
例えば白番で何の代償もなく駒の交換を進めると、ドローになって損という考え方があるのですが、対BOT戦では積極的に駒の交換をしましょう。
というのも、BOT側にクイーンやルークなど強い駒があると、攻撃を仕掛けられたときにノータイム指しをするのが難しくなります。
時間を使いすぎると形勢が良くても時間切れ負けしてしまうので、優勢だろうと不利だろうととりあえず駒交換をすることを考えるのがいいです。
BOTは終盤力が低いので、自分が必敗でミスが起こりそうもないポーンだけしかない局面からでも逆転することがたまにあります。
相手の駒を全部取ってからステイルメイトに気をつけながらチェックメイトする
将棋だと時間切れになれば、あと1手で詰むという局面でも時間が切れたほうが負けになります。
しかしチェスだと時間切れになっても引き分けになる場合があります。
それは、
- 相手の駒がキングだけ
- 相手の駒がキングとビショップ1枚だけ
- 相手の駒がキングとナイト1枚だけ
この3パターンです。
なぜこの場合は引き分けになるのかというと、キング1枚だけではもちろん敵キングを詰ますことができず、残りの2パターンも1枚だけでは絶対にチェックメイトすることができません。
なので時間切れ負けになったとしても引き分けで済みます。
このルールを利用して、対BOT戦で寄せにいくときは、まず相手の駒を根こそぎとってからするのがおすすめです。
また、ノータイム指しをしすぎてステイルメイトの形にならないように気をつけましょう。
ステイルメイトとは、キングを動かすと相手の駒に取られてしまい、指す手が1手もない局面のことです。
ステイルメイトはどんなに戦力差があろうと引き分けになってしまいます。
ステイルメイトは敵のキングが中央にいて、クイーンに成ったときにステイルメイトの形になってしまった!
というパターンが多いので、下の局面のように、敵キングをルークの力で1段目に追い詰めて、成り=チェックメイトの局面にするのがおすすめです。
まとめ
元々将棋をやっている人でチェスのルールをしっかり覚えている方なら、この記事で紹介した対BOT戦略を使ってR1300くらいにはなれるはずです。
とにかくポイントはノータイム指しをしてひたすら駒交換です。
R1500とかもっと上を目指したい場合は、真面目にチェスの勉強をしましょう!w