8月15日に世界一の投資家、ウォーレン・バフェット氏が銀行株を一部売却し、金鉱株を買ったというニュースが飛び込んできました。
バフェット氏は金へ否定的な投資家として知られていましたが、一転して好みの銀行株の保有率を減らして今まで投資をしてこなかった金鉱株へ投資をしているので、大きな出来事と言えるでしょう。
ここでビットコイン保有者の私として気になるのは、「デジタルゴールド」と形容されることもあるビットコインにはどのような影響があるのかということです。
もしバフェット氏が金鉱株だけではなくビットコインに投資をすることがあれば、価格には間違いなく大きな影響が出るでしょう。
そこで、
- バフェット氏の金鉱株購入でビットコインに影響はあったか
- バフェット氏が今後ビットコインを買うことがあるのか
この2点について私なりに考えてみます。
バフェット氏金鉱株購入もビットコインには影響なし
ビットコインは土日祝関係なく24時間市場が開いているので、何か事件やイベントがあれば価格にすぐ反映されます。
そのため、バフェット氏の金鉱株購入でビットコインに影響があったかどうかはチャートを見ればわかるはずです。
これはビットコインの4時間足のチャートです。
バフェット氏が金鉱株を購入してから現在までのチャートを表示させていますが、125万~127万を推移する小さな値動きしか起こっていないのでバフェット氏の影響はなしか、限定的と見るのが自然です。
デジタルゴールドと金は違いますし、バフェット氏が投資したのは金を採掘する金鉱会社なので、金と金鉱株もまた異なります。
なので金鉱株を買ったからといってビットコインにも大きな影響が出るのでは?となるのは考えすぎなのでしょうね。
バフェット氏が今後ビットコインを買うことはない!?
今年の8月30日に90歳を迎えるバフェット氏は世界のお金持ちランキングで常に上位に君臨しており、今なお多くの投資家から尊敬の念を集めています。
それ故バフェット氏が買う銘柄は大きな注目を集めますので、ビットコインを買ったということになればビットコイン価格に影響を与えるのは間違いないでしょう。
しかしバフェットしはかねてから「仮想通貨を決して保有することはない」と言い切るほどのビットコイン・仮想通貨の否定派として知られています。
その他にも、
- 仮想通貨には基本的に価値がない
- 他の人に売る以外は何もできない
- ギャンブルの道具
- ビットコインは何も生み出さない
とビットコインやその他の仮想通貨の対しても辛辣な意見を述べています。
とはいえ過去にはIT嫌いだったバフェット氏がアップルやアマゾンなどのIT企業に投資をしたこともありますし、今ビットコインが嫌いでも将来投資をする可能性は0ではありません。
しかしながらバフェット氏は今年で90歳の高齢なので、「将来的にビットコインに投資うをする」というのは難しいかもしれません。
まとめ
金否定派のバフェット氏が金鉱株に投資をするというニュースからビットコインがどうなるかを予想してみました。
ビットコインを購入するぐらいのことがない限りバフェット氏がビットコインの価格に大きな影響を与えてくることはないと思っていますがどうなるでしょうね。
とはいえどんな大物でもたった1人でビットコインの価格を大きく動かすことができるフェーズは終わってきていると個人的には思っていて、仮に10年後にバフェット氏がビットコインに投資をしたとしても、そのときには大きな影響はないかもしれません。
実際ビットコインのくじら(大量にビットコインを保有する人)が減って少額のビットコインを保有する人が増えているデータもあります。
上記の記事を書いたのは2020年2月ですが、半年で少額のアドレスの割合が増えているのが確認できます。