ビットコイン

ビットコインを送金したがいつまで経っても着金しなかった話【Ledger】

※この記事はビットコインの仕組みをよく分かっていない初心者が備忘録的に書き残しておいた内容なので、上級者の方及び正確な情報を知りたい方は英語サイトの情報などを仕入れましょう!

以前この記事で紹介したようにパスフレーズという秘密鍵に25個目のフレーズを付け足すことができる機能を知った私は、よりセキュリティが強固な、パスフレーズを設定したウォレットへのビットコインを送金しました。

私が使っているハードウォレットのLedger Nano Xでは送金時に自分手数料を選べる仕様ですが、最近のビットコインは価格高騰のせいもあってか、デフォルトの送金手数料もめちゃくちゃ高い。

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なので送金手数料をめちゃくちゃケチって600円で送金をしたら、1週間経ってもNot Confirming のまま。

送金したビットコインが私の年収をはるかに超えるレベルの金額で、気が気じゃなくて色々調べた結果一応の原因と解決策が分かったので備忘録的に書き残しておきます。

 

ビットコインの送金の仕組み

 

ビットコインを送金するとデータがメモリプールというところに一時的に保存され、そこから送金手数料を高く支払ってくれる取引を優先して、マイナーが承認を行い、ブロックに刻まれて送金が完了するのが一連の流れになります。

送金手数料が高い取引を優先するというのがポイントで、手数料を大幅にケチったため、後回しにされまくっていつまで経っても承認がされなかったわけですね。

とはいえ過去にも手数料をケチって送金をしていた経験があり、どんなに遅くても1日以内には承認をされていたので、なぜ今回は1週間経っても未承認なのか?が分からなかったのですが、

  • 送金額が私の年収を遥かに超える金額だったことと
  • ビットコインが送金詰まりを起こしていた

原因だったと思っています。

 

ビットコインの送金詰まりとは

ビットコインは取引のデータをブロックに取り込める容量が決まっており、送金がたくさん行われるとマイナーの承認作業が間に合わず、私のような送金手数料をケチった取引は後回しにされて、いつまで経っても送金が行われない状況になります。

このことを送金詰まりと呼び、「ビットコインの送金は遅すぎる!リップルならすぐ!」といった批判が生まれるわけです。

送金詰まりしているかどうかはbtc.comのUnconfirmed Txsの部分から確認できます。
この画像では54,218が未承認状態になっているようです。

 

 

一体何件を超えると送金詰まりと呼べる状態になるのかは分かりませんが、仮想通貨バブル時には20万件を超えていたそうで過去最高というわけではないようですね。

とはいえここ数日未承認件数を監視している限り、5万〜9万件を行ったり来たりの状況で私の手数料をケチった取引が承認される予兆は全くありませんでした。

取引が承認されない状況から3日ほど経ってからLedgerの取引追跡のページへ飛ぶと、「このトランザクションは存在しない」というエラーが出て追えなくなってしまいました。

しかし別のサイトでトランザクションを検索するとちゃんとヒットして、まだ未承認の状況でした。

ここで思ったのが、「このままずっと取引が承認されずビットコインがなくなるorどこにも送金できないまま宙ぶらりんになるのでは!?」ですが、色々調べていると答えが複数サイトに載っていました。

まずビットコインは取引が2週間承認されなかったらメモリプールからデータが削除され、Ledgerなどで送金した記録も削除されて元のウォレットに戻るということ。

更にビットコインは仕様上送金中で宙ぶらりんになることはなく、アドレスに存在するかしないかのどちらかしかないそうです。

例えばアドレスAとアドレスBを自分が管理していた場合、取引承認待ちの状態でもどちらかのウォレットには必ず存在しているので送金中にビットコインが消えてなくなることはないということですね。

 

その他 調べたけど良く分からなかったこと

いつまで経っても送金されない場合は後から手数料を上乗せすると早く承認をしてもらえるような。

Ledger Liveではそのような機能があるみたいですが、日本語のLedger公式だとここでの手数料は高額になる可能性という記載があったのと、やり方が分からなかったので断念。

Ledger Liveからではなく外部のサイトでなんとかアクセラレータで手数料を払えば承認が早くなるというのを見かけました。

ですが1BTCの送金で何十万も取られるようで、英語のフォーラムみても大体詐欺と記載がありました。真偽のほどは分からず…。

 

まとめ

ビットコインの送金がいつまでも承認されなくてもアドレスには必ず存在する!2週間放っておけば送金自体なかったことにされて送金元アドレスから送金手続きが可能になる!

というのを初めて知ったので書き残しておきたかっただけの内容でした。

まだ2週間経っていないのでメモリプールに残ったままですが、送金取引自体削除されたらまた追記します…。次回は手数料ケチらないようにしよう…。