~~~前回までのあらすじ~~~
今まで保管していたウォレットをよりセキュリティが高いウォレットへビットコインを送金する際に、手数料を相場の10分の1以下までケチったら全く承認されないまま1週間が経過。
そのまま2週間マイナーに承認されなければ送金手続きは行われず、元のウォレットに戻るという仕様を聞いて安心した私。
…しかし!2週間を通り過ぎて約20日経ってもLeger Liveでは「Not confirmed」のまま。
一時期は取引履歴から情報が削除されていたのになぜか復活し、トランザクションも復活!
グーグル検索を駆使して調べてみるも、私の調査力ではどういう事象なのかわからず。
これでは当初懸念していたようにビットコインが送金手続き中のまま宙ぶらりんになり、もし日本円に交換したくなっても送金できないのでは!?と思いましたが、「CPFP」という手法を使えば解決できるようでした。
というわけでCPFPに関して色々調べたので、備忘録としてブログに書き残しておこうと思います。
CPFPで手数料を多めに支払って承認を早める
CPFPはビットコインの承認を早める手法の1つで、「Child Pays For Parment」の頭文字を取った略語です。
ウォレットAからウォレットBに1BTCの送金で、手数料をうんとケチって0.0001BTC(現在レートで570円相当)で手続きをしたとします。
これでマイナーに承認が行われば1BTCから手数料の0.0001BTCを差し引いた分がウォレットBに無事着金しますが、マイナーは手数料が高い取引を優先して承認していくので、手数料をケチった取引はいつまで経っても承認されません。
そこでウォレットBからウォレットCに送金をし、このときの手数料を多めに設定することで、ウォレットA→ウォレットBの承認も合わせてしてくれるというのがCPFPになります。
CPFPのメリットはずっと承認されない状況で「待つ」選択肢ではなく、手数料を払うことで承認を早めてもらえるかもしれないということ。
一方のデメリットはやはり手数料が高くついてしまうということです。
待ち続ければいずれ承認されて、ウォレットA→ウォレットBの送金を0.0001BTCだけで済ませることができるかもしれませんが、CPFPだとA→Bの手数料からさらにB→Cで高めの手数料を支払わないといけません。
RBFという選択肢もあるが、Ledger LiveでRBFのやり方がわからない件
一方でA→Bの手数料を上乗せするRBF(Replace by Fee)という手法もあります。
1回の取引分の手数料を払うだけで済むのでCPFPより安くなる可能性が高いですが、Ledger LiveでのRBFのやり方が調べてもわからず…。
よくよく調べてみるとRBFは、そもそもできない取引所、ウォレットが多いそうです。
まとめ
ずっと未承認のまま宙に浮いた気がしていた私のビットコインですが、CPFPの手法でいざとなったら取引所に送金して日本円に交換ができることが分かって一安心です。
色々調べ回ったので時間が取られましたが、その分ビットコインの送金の仕組みにも詳しくなれたので良かったです。
これで先日あったような二重支払い疑惑とか起こっても、狼狽してビットコインを売ったりすることは絶対になくなりました笑